ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

懲り懲り

2008年12月14日 | ハリスホーク
朝から雨が降っていますが、午後には止むという予報を信じて出猟しました。
町境の峠では雪が積もっています。


狩り場に到着してすぐ、ボサから飛び出しかけたキジにアタック!
地面スレスレで掴みかかり、絡んだまま地面に落ちましたが、
すぐに振りほどかれてしまいました。あ”~~惜しい。
普段は全速力のキジは深追いしないのですが、
今日は惜しかっただけに、執念深く追いかけていきました。
開始早々、良い運動になったかな。
それにしても、あれは惜しかった…

それからはバンやコガモを追いかけつつ、新規狩り場の開拓へ。
何カ所か回ったところで、良さそうな水路を発見しました。
水路沿いに歩いていくと、水門のある開けた場所へ出ます。
その水門近くにゴイサギを発見。
なかなか飛び立たないので照羽を据えたまま近付きます。
照羽のタイミングで行かせてやろうとジェスを緩めていたら、
10mほどの所で飛び立ちました。
高度を保ったまま飛んでいき、ゴイサギの真上に達したところでクルッと
翻って急降下。そのまま「ギャー!」

…と、ここまでは良かったのですが、「さて、どうやって据え上げよう…」
掴んだ場所は対岸近くの堤防下数m。
こちらからは深い水路を挟んでいてとても渡れません。
仕方なく車まで戻り、数分かけて対岸へ回ります。

まずはカラスの騒いでいるあたりへ見当を付けて、アシ原を突破。
ここで全身枯れ草まみれになったと思ったら、次は垂直堤防が待ってます。
隣地との境になっている柵を伝って下へ降りますが、ご丁寧に鉄条網が
巻き付けてあって、上着には鉤裂き。新品のウェーダーには穴が

ようやく堤防を降りたら、今度は照羽が見つかりません。
鈴の音が全くしないので不安になって探し回ると、ゴイを掴んだまま
体半分水没していました。これじゃ鳴らないわけです。
ここまでの時間ずっと冷たい水中にいたからか、据え上げるとしばらく
ガタガタ震えていました。ご苦労さん…

帰りはとても獲物片手では戻れないので、その場でゴイを解体します。
行きの倍くらい時間をかけて、ようやく車まで辿り着きました。
デジカメを車に置き忘れていたので、分け前(頭)にありつく照羽をパチリ。

尾羽がここまでの惨状を物語っています

他にも何かいそうな場所でしたが、もう二度と来ません


おまけ。

知らないうちに蹴っ飛ばしていたのか、近くでひっくり返っていました。
早く冬眠しろよ。