ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

JRSの魔物

2006年09月23日 | 両生・爬虫類
 早朝5時、ドン基地 ご夫婦と合流し、静岡へ向けて出発しました。
 今年はお互い、7月のBLACK OUTで燃え尽きたことになっているので、「気楽に行こう、気楽に」とセーブし合いながらの道行きになりました。まさかその先にあんな結果が待っていようとは知る由もなく…。

 道中は渋滞もトラブルもなく、無事に静岡市内に到着したのが8時半。去年と同じファミレスに入り、腹ごしらえをします。その前に会場であるツインメッセ静岡を見ていくと、業者さんとおぼしき人達が大勢準備をしています。この光景を見るたび、「また今年も来たな~!!」という気になるんですよね。
 おそらく客の何割かが爬虫類の話題で持ちきりになっているであろうファミリーレストランで朝食を済ませ、ついに会場へ。

       

 開場30分前くらいに着いたのですが、例年になくお客の数は少なかったです。去年は長蛇の列が出来ていたのですが。やっぱり例の影響はあったのだろうと思いつつもいよいよ開門

         

 BLACK OUTとは真逆の、毎年恒例の風景が広がっています。見渡す限りが蛇蛇蛇亀亀亀蜥蜴蜥蜴蜥蜴守宮守宮守宮蛙蜘蛛蠍…。
 「今年は落ち着いて!!」の公約?どおり、入り口から右回りに行儀良く見て回ります。それにしてもやっぱり、身の回り全てが爬虫・両生類で埋め尽くされている有様は…最高です…。
 「あのトカゲ格好良い!!」「このカメ可愛い!!」「これ全部ヤスデ!?」とかなんとかやりとりをしながら、あるブースの前に来た途端、ん?とセンサーが何かを感知。その数十秒後、
 「すいません、これ下さい。」
 ジャパンレプタイルズショーの魔物が憑依した瞬間でした。

       

 タイガーサラマンダーお買いあげ
 今年は燃え尽きた後だから。なんて言っておいてこのザマです。もう家には2匹もいるのに!!でも買っちゃった…。
 ドン基地さんにとっても、まさかここでの即買いは不意打ちだったようです。
 新メンバー購入の興奮も冷めやらぬうちに、本日の目玉ゲストとご対面です。

       

 世界最大のカエル「ゴリアテ(ゴライアス)ガエル」
 比較対照で私の手を近づけて見ましたが、イマイチ伝わらないですね。しかし本当に化け物蛙です。これに比べたら我が家のアフウシもスリナムオオヒキもまだまだオタマジャクシ並みですよ。ほとんどウサギです。でもたしかにこれだけデカかったら、れっきとした食料になりますね。
 これはやっぱり水槽で飼える代物ではないです。残念ながら。展示ケージも、ジャンプの衝撃で自爆してしまわないよう、ビニール製でした。
 蛙の王様へ謁見を果たした後は、怒濤の見物&撮影タイムです

  もう一つの目玉「ガメラ」
       

 ヘビ・カエル・トカゲ・etc…
       
       
       
       
       

 毎年ながら、フトアゴとヒョウモンは山ほどいます。今年はそれに比べてボールパイソンの数が減っているような気がしました。モニターは逆に去年より多かったか?ウォーターパイソンをあちこちのブースで見かけたのが嬉しかったです。水ガメは例年どおりかな?展示生体がゴリアテ以外にほとんど居なかったのが寂しかったです。せっかくだから、飼育困難種の巨大個体とかが見たかったなぁ。来年はキングコブラとかMAXミズオオトカゲの復活をお願いします。それとビルマクラスの大蛇も、ふれ合いコーナーに居なかった…。
 一通り見回った後、猛禽類のフライトショーが始まりました。その直後、フトアゴのブースの前で固まっていたドン基地ご夫婦が紙袋を下げてやって来ました。
 「買っちゃった…」のせりふに中を覗くと、フトアゴが!!!!
 あれ、今朝いきなり「今日は買わせない!!」って言ってませんでした?奥さん?
 苦笑いと、何かをやりとげた表情を同居させている夫婦を見て、彼らもJRSの魔物に屈したことを悟りました。
 フライトショーは、最後にハリスホークの乱れ飛び。さすがに仕事をしますね。あ~照羽も早く飛ばしたい。

 途中ウナギを食べに会場から出たのを除いて、5時間を中で過ごしました。結局お互い重くなるほど買い込みつつ…。
 しょうがない、ここへ来て冷静なままでいるほど、人間が錬れていなかったということで。
 気候的には、いつもの8月よりもはるかに過ごしやすかったです。少々規模減は否めない感があった今年のJRSでしたが、やっぱり行けば楽しかったです。来年はすっきりと完全復活を遂げて欲しいと願いつつ、今年のはちう行事はこれにて終了。