神様助けて

会社を良くしていこうと必死で経営している一人のクリスチャン、神を信じる者がどんな風に祝福され、恵まれて行くのか。

循環する仕組み

2008-07-26 18:43:59 | 零細企業の社長奮戦記
どんなことができるのだろうか

 わたしが小さい頃つまり昭和30年ごろは、日本の農業はほとんどオーガニック栽培だったのではないでしょうか。

途切れ途切れの記憶をたどってみると、わたしの父は堆肥をつくっていました。

その頃わたしの家の状態はこうでした。

①炊事
・・・・当時は”かまや”という炊事場に”かまど”という炊事用燃焼装置(装置というほど立派なものではありませんが)があって、燃料は薪が主体で、カヤと呼ばれる山林の下草を刈ったものや、杉、ヒノキ、ヒバなどの植林された木の枝払いしたもの、などが補助燃料でした。
その他に、炭、練炭もあったような気がします。


②洗濯
・・・・たらいに井戸から汲んだ水で、洗濯板と呼ばれる段々のついた板を使って石鹸で洗っていました。


③入浴
・・・・家には当時「五右衛門風呂」という、とてつもないでかい”釜”の形の鉄製の風呂がありました。
風呂焚きと家の掃除はわたしの役割でしたが、風呂はやはり薪が主となる燃料ですが、炊事に使う薪とは少し違います。
家は、開拓農家でしたから、薪の原材料は山林を畑に変えるときの雑木が多く、その幹の形が揃ったものは、炊事用に、不ぞろいのものは風呂用に使っていました。
当然根っこなどは風呂で使います。

根っこといえば、松の木の根は”ヒデボッカ”などと言って、樹脂が多く木目も詰んでいて真っ黒な煙を出して燃えるのです。
こいつをひとつぐらい入れれば、お風呂はそれで沸いてしまうくらい強い火力なのですが、これがなかなか燃えにくいのです。
つまり火付きが悪いのです。

こういうものと、カヤや枝払いしたものを使って風呂を沸かしました。

④暖房
・・・・暖房の主燃料は炭です。暖房装置は固定式の”堀ゴタツ”が主で、副となるモノは”ひばち”と呼ばれる、持ち運べる暖房器具でした。


さて、このような生活は実は、環境にやさしい無駄のない合理的な生活だったのです。

現在日本の林業は壊滅状態に近いという悲惨な状況ですが、その理由は、安い外材(外国産建築用材)が入ってきて国産材は駆逐されてしまった。といわれていますが、確かにその通りなんですが、もうひとつ側面的な理由があります。


さきほど、当時の実家の生活様式に触れましたが、当時副燃料として用いられていた「カヤ」は山林の下草と枝でした。

つまり、山林の手入れである、間伐、枝払い、下草刈りは燃料を手に入れる大事な仕組みだったのです。

これが、プロパンガスに替わって、この仕組みが崩壊しました。

そのため、間伐、枝払い、下草刈りは無料だったコストが、有料となってしまったのです。当然販売価格を押し上げていく要素となりました。


さて、このカヤは貴重な資源で、父はこのカヤ、稲わら、落ち葉、牛糞、鶏糞などを用いて堆肥をつくっていたのです。
堆肥をつくることで、山林の下草刈りが継続されました。

堆肥は、これらのものを積み上げ、自然発酵させます。
醗酵が始まると堆肥の温度は50℃以上になります。
冬は堆肥から湯気が出てました。

父は積み上げた堆肥の真ん中に煙突のように、穴を開けていたので、その穴から湯気が出てるのです。
その穴に玉子をつるしておくと”温泉玉子”ができました。
食べた記憶はありません。
たぶん独特の”におい”がしたでしょうね。

父は堆肥には”人糞”は入れていなかったと思います。
人間は雑食ですから堆肥づくりにはむかなかったのでしょうか。


オーガニック栽培のばあい、この堆肥づくりと土壌づくりがポイントとなるのでしょうか。
それは専門家にまかせるとして、昔の生活はすべてが無駄のない合理的な生活だったのです。リサイクルという言葉もありませんでした。

サイクルする循環的な仕組みが当たり前だったからです。

では、いままたそのような生活をしようとしてもとてもできません。
また、その必要もないでしょう。

ただし、大きな視点でとらえて、そのような”循環する仕組み”を考えながら新しいエネルギーの開発、新しい食のあり方を開発してゆく必要があるでしょう。

このことから、地方再生のキーワードは、すべてが循環する仕組みを備えた「農林水商工」連携経済の確立である。という希望が見えてくるのです。


その一部をになう技術として、ソフトスチームを使った「農商工」連携を考えてみたいと思うのです。




今日の祈り

全能なる御父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く罪深いわたしですが、どうかお許しくださいますように。

主の大いなる恵みの御手が我が頭上にあって、様々な事柄に思いをはせることができます。
それは、しもべの行なう働きのうえに豊かな恵みをもたらすことを信じています。

願わくは主よ、しもべは目の前にある様々な困難に直面しています。
その多くは、資金にかかわることです。
どうか主よ、その必要な資金をしもべにそなえてください。

借り入れに頼るのではなく、資本に組み入れることのできる資金としてこれを整えてください。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
アーメン


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