「○○さん、賃料の引き下げ競争は直接的な収益の減少を招きます。ましてや入居時期の違いによって大幅な賃料の差が同じアパートで、同じ間取りで、同じ面積で、似たような環境で、起きたら入居者の不満が大きくなります。
それに、賃料を引き下げれば入居者が増える保証などもありません。
安易な賃料の引き下げはあまり得策ではありません。
もちろん世間相場からかけ離れた賃料設定では、物件の案内時点で対象から外れてしまいますからそれも無意味です。
ですから、賃料設定は世間相場並みで設定していますし、あまり大きな差も出ないようにしています。」
「そうすると、何か特別なサービスを提供するということですか。」・・・・・・ここまでが前回のブログでした。 . . . 本文を読む
ですから、それぞれの義務を全うするためにどうすべきかについては感心があっても、また直接消費者(お客様)と対峙していても、その方が”どういうサービスをすれば喜ぶか”ということには感心が無いのです。
だから、退室する人は何の名残惜しさも無く退室し、あとに残るのは敷金の返還のみが感心の的になります。
そして立場が真逆にある貸主である大家さんは、出来るだけ入居者(過去の)であったお客様(過去の)に、原状回復費用を負担させようとし、無理なごり押しをして社会問題化するのです。」
「まさに、金の切れ目が、縁の切れ目なんですね。」
「そういう関係から、もう少し入居者をまた退室していく方も含めて、お客様としての関係を目指そうとしたのが、この物件の売主なのです。」・・・・・・ここまでが前回のブログでした。 . . . 本文を読む
「おっしゃられるように、独占的な市場では他に代替を求めるのことが困難です。そのため、価格設定についても企業の一方的な価格変更は許されません。つまり、公定価格のような色彩を持っています。
いっぽう賃貸アパートなどは、完全な自由ですから、供給過多になり入居率が落ちれば賃貸料金の設定は引き下げられるなどの手が打てます。」
「そうですよね。当然価格競争のなかに置かれていれば賃料の低下などが起きるでしょうね。で、それがいったいどういうことにつながるのでしょう。」
「この方は、その価格設定が自分の裁量で決められる点に改めて着目したというのです。」・・・・・・ここまでが前回のブログでした。 . . . 本文を読む
「確かに満室というのは、30戸もあればほとんど現在では少ないと思います。
瞬間風速的に満室というのはあるでしょうが、通年で平均的に満室入居というのは極めて少ないでしょうね。
あそこの現在のオーナーさんは、確かに他所の家主さんとは少し、いや結構違っているようには見受けられます。」
「その違いが関係しているとすれば、それはどんなことなんでしょうか。知りたいですね。もし、この物件を購入できたら良いことは踏襲していく必要もあるでしょうし、これからの賃貸業はますます厳しい競争を勝ち抜いていかなければならないのでしたら、ぜひ知っておきたいですね。」・・・・・・ここまでが前回のブログでした。 . . . 本文を読む
不動産バブルがはじけるまで、地主さんは、銀行や不動産会社、建築会社、ハウスメーカーなどから相続対策として借金で賃貸物件の建設を進められ、いとも簡単に銀行から融資されるものですから、賃貸アパートや賃貸マンションがどんどん建てられました。
その上、パイロットや医者などの高額所得者がこれも税金対策と言う名のもとに、売りアパートなどを購入していったものだから、大変な量の賃貸住宅が供給されていきました。
そして、悪夢のようなバブル崩壊が始まったのです。」・・・・・・ここまでが前回のブログでした。 . . . 本文を読む