●エデンの園
キリスト教徒でなくても、アダムとイブの物語をご存知の方は多いかと思います。旧約聖書の創世記において、神は創造の働きを六日間行なったことが書き記されています。
その最後の働きの日に、つまり六日目に神は人間を創られました。
神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
(創世記第1章26節・新共同訳聖書以下同じ)
こうして最初に創られた”人”がアダムです。
主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。主なる神は、東の方エデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。
(同2章7、8節)
主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた。
(同2章15節)
この後アダムのあばら骨からエバが創られていくのですが、人が最初に行なった働きは「耕作」でした。
これが不動産活用の原点です。
学問的な表現方法は知りませんが、人間の土地活用の原点は耕して守ることです。
しかし、人は地を耕して自らの食べ物をつくったのではありません。
神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
(同1章29節)
耕作は、エデンの園において、この時点では人が自ら食する食べ物を作り出すためにするのではありませんでした。
この時点でのエデンの園の自然環境は、現在私たちが暮らしている地上とは違っていました。
すべての樹木は、目に美しく人が食するにふさわしい実を結ぶものでした。しかもそれはとても豊富だったのです。
現在の人間の行なう耕作の目的は、主に食糧生産ですが、このエデンの園では、いわば「園の管理者」としての働きと理解してよいでしょう。
園丁のような働きでしょうか。
しかし、人が食べてはいけない木がありました。
主なる神は人に命じてこう言われた。
「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」
(同2章16、17節)
このあと、エバとアダムは蛇の誘惑に屈して食べてはならないと言われた、善悪の木の実を食べてしまい。エデンの園を追い出されてしまいます。
神はアダムに向かって言われた。
「お前は女の声に従い取って食べるなと命じた木から食べた。
お前のゆえに、土は呪われたものとなった。
お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。
お前に対して
土は茨とあざみを生えいでさせる。
野の草を食べようとするお前に。
お前は額に汗を流してパンを得る
土に帰るときまで。
お前がそこから取られた土に。
塵にすぎないお前は塵に返る。」
(同3章17~19節)
主なる神は、彼をエデンの園から追い出し、彼に自分がそこから取られた土を耕させることにした。
(同3章23節)
こうして人間は死ぬ者となり、エデンの園の管理者を解任され、最初の地上とは打って変わってしまった自然環境となり、人が食べることのできない実を結ぶ木が出現し、生き物の一部は怪物と化して行き、肉食動物が現れ、人は荒地を耕作して食物を得なければならない者となりました。
これをキリスト教的には、「堕落」と呼んでいます。
このように不動産活用の原点は、人間が自ら食する食糧生産の土地として利用することであります。
そして、人類の歴史は、この土地(食糧生産の基地としての)の争奪戦として織り成されていきます。
◆今日の祈り
愛と慈しみに富む父なる御神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く、罪深いわたしですがどうかお許しくださいますように。
主の御恵みは我が頭上にあり、溢れるほどの恵みと祝福が注がれています。
我が主よ、しもべは今月と来月にわたりまとまった資金を整えねばなりません。
現在のところすべてを整えることができません。
願わくは主よ、この愚かで弱いしもべをかえりみてください。
その必要とする資金を整えることができますように助け導いてください。
どうか主よ、しもべを助けてください。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
キリスト教徒でなくても、アダムとイブの物語をご存知の方は多いかと思います。旧約聖書の創世記において、神は創造の働きを六日間行なったことが書き記されています。
その最後の働きの日に、つまり六日目に神は人間を創られました。
神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
(創世記第1章26節・新共同訳聖書以下同じ)
こうして最初に創られた”人”がアダムです。
主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。主なる神は、東の方エデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。
(同2章7、8節)
主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた。
(同2章15節)
この後アダムのあばら骨からエバが創られていくのですが、人が最初に行なった働きは「耕作」でした。
これが不動産活用の原点です。
学問的な表現方法は知りませんが、人間の土地活用の原点は耕して守ることです。
しかし、人は地を耕して自らの食べ物をつくったのではありません。
神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
(同1章29節)
耕作は、エデンの園において、この時点では人が自ら食する食べ物を作り出すためにするのではありませんでした。
この時点でのエデンの園の自然環境は、現在私たちが暮らしている地上とは違っていました。
すべての樹木は、目に美しく人が食するにふさわしい実を結ぶものでした。しかもそれはとても豊富だったのです。
現在の人間の行なう耕作の目的は、主に食糧生産ですが、このエデンの園では、いわば「園の管理者」としての働きと理解してよいでしょう。
園丁のような働きでしょうか。
しかし、人が食べてはいけない木がありました。
主なる神は人に命じてこう言われた。
「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」
(同2章16、17節)
このあと、エバとアダムは蛇の誘惑に屈して食べてはならないと言われた、善悪の木の実を食べてしまい。エデンの園を追い出されてしまいます。
神はアダムに向かって言われた。
「お前は女の声に従い取って食べるなと命じた木から食べた。
お前のゆえに、土は呪われたものとなった。
お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。
お前に対して
土は茨とあざみを生えいでさせる。
野の草を食べようとするお前に。
お前は額に汗を流してパンを得る
土に帰るときまで。
お前がそこから取られた土に。
塵にすぎないお前は塵に返る。」
(同3章17~19節)
主なる神は、彼をエデンの園から追い出し、彼に自分がそこから取られた土を耕させることにした。
(同3章23節)
こうして人間は死ぬ者となり、エデンの園の管理者を解任され、最初の地上とは打って変わってしまった自然環境となり、人が食べることのできない実を結ぶ木が出現し、生き物の一部は怪物と化して行き、肉食動物が現れ、人は荒地を耕作して食物を得なければならない者となりました。
これをキリスト教的には、「堕落」と呼んでいます。
このように不動産活用の原点は、人間が自ら食する食糧生産の土地として利用することであります。
そして、人類の歴史は、この土地(食糧生産の基地としての)の争奪戦として織り成されていきます。
◆今日の祈り
愛と慈しみに富む父なる御神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く、罪深いわたしですがどうかお許しくださいますように。
主の御恵みは我が頭上にあり、溢れるほどの恵みと祝福が注がれています。
我が主よ、しもべは今月と来月にわたりまとまった資金を整えねばなりません。
現在のところすべてを整えることができません。
願わくは主よ、この愚かで弱いしもべをかえりみてください。
その必要とする資金を整えることができますように助け導いてください。
どうか主よ、しもべを助けてください。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。