オーガニックな栽培が各地で行なわれ、それぞれの産地の特色が生かされ、廃棄処分される食材が減っていけば、日本の農業生産と食糧事情は大きく変る可能性があります。
最近ようやくテレビなどでも、「不ぞろいの生鮮品は消費者が買ってくれない」という「もっともらしいうそ」が実際に「うそ」であることが報道されはじめました。
それは流通業者の言い分で、実際に不ぞろいの商品と、規格商品とを並べて売ってみると、少し安くなっている不ぞろい商品のほうが多く売れているのです。
この事実こそが、消費者を見ていない「自社都合を優先している」流通業者の現実です。 . . . 本文を読む
これらは何を意味しているのかというと、素材として販売することよりも、加工品として付加価値をつけて販売したほうが、生産現場での雇用とそれにともなう経済的利益を受けることができる。
ということなのです。
これらを季節産品である農産物に適用してみると、何があるのでしょうか。
蔬菜類では、漬物が代表的です。
果物では、ジュースでしょうか。ワインもそうですね。
季節要因は少ないですが、畜産物ですとソーセージ、乳製品ではチーズ、バター、ヨーグルトなどでしょうか。
もうお気づきですよね。
ヨーロッパといえば、ヨーグルトやチーズでしょうか。
でも果物からといえば、「ワイン」ですね。
実は、このワインには驚くべき事実があったのです。 . . . 本文を読む
生産者が「売らざるを得ない」立場というのは、買取先に買い取り先業者間での競争原理が働いていないと、徹底的に買い叩かれます。
農家も馬鹿ではありませんから、その点は出荷組合をつくったり、市場でのセリを通して買取先に買い取り先業者間での競争原理が働く仕組みのなかで、売ってはきました。
しかし、生鮮品という致命的な弱点はその仕組みでは解消されません。
旬のものというのは、季節が同じなら、収穫時期も同じです。
ということは、売る側の競争原理も市場には働いてしまうということです。
これは、農家に限らずフルーツや鮮魚なども同じですね。
ところが同じ農家でも、この宿命的な立場を乗り越えているところもあったのです。
それは、ヨーロッパに学ぶことができます。 . . . 本文を読む
赤字を出して、翌年黒字浮上するまで、恥ずかしくて道も歩けない。
銀行にもいけない。というような、打ちひしがれた精神状態におのれを追い詰めていないから、追い詰めようともしないから、ホッとするんです。
無責任のそしりを受けて当然の心境だといってよいでしょう。
そのような”生ぬるい”経営は、やがて深刻な危機的経営状態へと会社を導いてしまったのです。
このことから、生ぬるい経営をして来た経験者だから、利益の”重さ”をイヤというほど思い知らされ、そして救われたのです。
救ってくれたのは、ほかならぬ神様です。
そして、この利益に関係する要素に「売らざるを得ない」立場という「制約」は、重くのしかかっているのです。・・・・・・ここまでが前回のブログでした。 . . . 本文を読む