●来社した老人
最近地域内での分譲マンションや戸建の建売住宅の価格が下がってきてます。
いわゆる目玉商品的に低価格分譲住宅という手法は昔からあったのですが、その価格帯が分譲マンションで、1980万円~2200万円だったのものが、1780万円~1980万円という価格帯が出てきました。
一方、戸建分譲住宅は1680万円~1980万円となり、2000万円を越える物件は低価格帯から外れてきました。
昨年の夏にはじけた不動産バブルの影響がいよいよ本格化してきたのです。
日本の住宅事情はすでに空き家戸数が200万戸水準にあり、量的充足は満たされていますので、今後は質的充足が求められていく時代です。
そんななかでの、低価格帯の分譲住宅戦略がどこまで通用するのか、しっかりと見ておく時期になりました。
わたしも不動産業者ですので、これで二度目の不動産バブル崩壊を経験することになるのですが、今回はまったくカヤの外です。
不良在庫も無いし、バブルがらみの負債も無いし、その辺の心配はまったくありません。
チラシを見てみますと「年収300万円で買えます。」とうたっています。
さて、年収300万円で夫婦に子ども二人という家庭ではどのような家計が成り立つのでしょうか。月に換算して手取り22万円前後でローンが5万円前後とすれば生活費で目一杯でしょう。
当然奥様はパートに出る計画が出てきます。
しかし、子どもを保育園に預ければ費用がかかります。
家賃を除いて(不動産業者として 涙)諸物価が高騰し始めた現在、核家族での生活は不可能になりつつあります。できれば、親世帯との同居による生活が好ましいですね。
この地域でも、老人単身や老人の夫婦のみの世帯が増えつつあります。
このなかには年金が減り、住宅の修理もままならない状況に陥りつつある方も多いのです。
先日も、近隣の老人世帯の方が台所の蛇口が古くなり自分で交換しようとホームセンターで買ってきたものの、工具が合わずに買ってきたホームセンターに取り付けを依頼しました。
しかし、このお宅の蛇口の取り付け部分の配管部品が錆びていて、既存の蛇口を無理に取り外したために部品がこわれてしまい、新しい蛇口が取り付けできませんでした。
結局、工事費は返してもらいましたが、蛇口から水漏れが激しくなってしまい。
井戸のコンセントを使うときだけ入れ、使わないときにははずすという生活になってしまいました。
このご老人が、弊社を尋ねてきました。
事の次第をうかがい、社員に現場を見させたのですが、どうも工事費が嵩みそうで本人も多額の工事費はとても払えないということでそのまま生活することになったのです。
しかし、その晩、私はいろいろと考えてみました。
結局ホームセンターから返してもらった工事費と若干の部品代を加えて、工事費1万円でやってあげようと決心したのです。
翌日、赤字でもいいからやってあげようと現場を見に行った社員と相談すると、社員も「夕べは良く眠れなかった。あのままにして置くと家の土台も腐ってしまいそうだし、生活も不便だし。どうしようかと思っていたんです。」と言ってくれたのです。
私は本当に嬉しかった。涙が出るほど嬉しかったのです。
赤字覚悟でも、あの老人のために智恵と力を出して何とかしようという想いを、この若い社員が持っていてくれたことがとても嬉しかったのです。
その日のうちに老人宅を訪問し修理に取り掛かりました。
流し台のセットを取り外し、蛇口を取り外して壁材も配管の周辺を取り外してみると、部品は確かにこわれていますが配管の本体はまだ充分に使えそうです。
思ったよりこれは簡単に修理ができることが確認できました。
部品を購入して交換し、老人が買ってきた蛇口を取り付け、壁の仕上げ材を元に戻し、流し台セットを元に戻して修理が終わりました。
老人はとても喜んでくれました。
工事費をいただくと2万円を出すので「それはいただけません。」とお返ししたのですが、「いいや二人で来ているのだから」と譲りません。
「そうですか、それではありがたく頂戴します。」と2万円をいただきました。
とても、気持のいい日をすごす事ができました。
Y氏のいう「まちづくり」とは、このようなことが自然に当たり前に行なわれてゆく社会を言っているのだろうと思います。
企業は利益を求めて事業を行なっています。
弊社も当然です。
利益が無ければ、会社は維持できません。弊社の場合は多額の負債の返済と債務超過というなかで経営再建を目指しているのですから、どんな仕事であっても赤字を出すことは許されません。
だから、神様はこの老人を弊社に導いたのです。
◆今日の祈り
全能なる御父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申しあげます。
主の御前にあって愚かで弱く罪深い私ですが、どうか主よしもべをお許しくださいますように。
しもべの心のうちには、罪があり、とが多く、悪意さえ内在しています。
どうかしもべの心を清めてくださいますように。
あなたの愛で埋め尽くしてください。
しもべが、汝の隣人を愛することができますように、あなたの愛で心を満たして欲しいのです。
主は、この愚かなしもべに大いなる恵みを賜ってくださっています。
しもべが困難に苦しんでいるとき、あなたの約束が確かなものであることをしもべに見せてくださいます。
しもべのあさはかな智恵により求める利益は実現せず。
主の導かれる仕事は、大きな恵みをくださいます。
どうか主よ、しもべの信仰を増し加えてください。
あなたの御約束が確かなものであることを信仰によって、覚え知り。
あらゆる困難を信仰によって乗り越えることができますように。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申しあげます。
アーメン
最近地域内での分譲マンションや戸建の建売住宅の価格が下がってきてます。
いわゆる目玉商品的に低価格分譲住宅という手法は昔からあったのですが、その価格帯が分譲マンションで、1980万円~2200万円だったのものが、1780万円~1980万円という価格帯が出てきました。
一方、戸建分譲住宅は1680万円~1980万円となり、2000万円を越える物件は低価格帯から外れてきました。
昨年の夏にはじけた不動産バブルの影響がいよいよ本格化してきたのです。
日本の住宅事情はすでに空き家戸数が200万戸水準にあり、量的充足は満たされていますので、今後は質的充足が求められていく時代です。
そんななかでの、低価格帯の分譲住宅戦略がどこまで通用するのか、しっかりと見ておく時期になりました。
わたしも不動産業者ですので、これで二度目の不動産バブル崩壊を経験することになるのですが、今回はまったくカヤの外です。
不良在庫も無いし、バブルがらみの負債も無いし、その辺の心配はまったくありません。
チラシを見てみますと「年収300万円で買えます。」とうたっています。
さて、年収300万円で夫婦に子ども二人という家庭ではどのような家計が成り立つのでしょうか。月に換算して手取り22万円前後でローンが5万円前後とすれば生活費で目一杯でしょう。
当然奥様はパートに出る計画が出てきます。
しかし、子どもを保育園に預ければ費用がかかります。
家賃を除いて(不動産業者として 涙)諸物価が高騰し始めた現在、核家族での生活は不可能になりつつあります。できれば、親世帯との同居による生活が好ましいですね。
この地域でも、老人単身や老人の夫婦のみの世帯が増えつつあります。
このなかには年金が減り、住宅の修理もままならない状況に陥りつつある方も多いのです。
先日も、近隣の老人世帯の方が台所の蛇口が古くなり自分で交換しようとホームセンターで買ってきたものの、工具が合わずに買ってきたホームセンターに取り付けを依頼しました。
しかし、このお宅の蛇口の取り付け部分の配管部品が錆びていて、既存の蛇口を無理に取り外したために部品がこわれてしまい、新しい蛇口が取り付けできませんでした。
結局、工事費は返してもらいましたが、蛇口から水漏れが激しくなってしまい。
井戸のコンセントを使うときだけ入れ、使わないときにははずすという生活になってしまいました。
このご老人が、弊社を尋ねてきました。
事の次第をうかがい、社員に現場を見させたのですが、どうも工事費が嵩みそうで本人も多額の工事費はとても払えないということでそのまま生活することになったのです。
しかし、その晩、私はいろいろと考えてみました。
結局ホームセンターから返してもらった工事費と若干の部品代を加えて、工事費1万円でやってあげようと決心したのです。
翌日、赤字でもいいからやってあげようと現場を見に行った社員と相談すると、社員も「夕べは良く眠れなかった。あのままにして置くと家の土台も腐ってしまいそうだし、生活も不便だし。どうしようかと思っていたんです。」と言ってくれたのです。
私は本当に嬉しかった。涙が出るほど嬉しかったのです。
赤字覚悟でも、あの老人のために智恵と力を出して何とかしようという想いを、この若い社員が持っていてくれたことがとても嬉しかったのです。
その日のうちに老人宅を訪問し修理に取り掛かりました。
流し台のセットを取り外し、蛇口を取り外して壁材も配管の周辺を取り外してみると、部品は確かにこわれていますが配管の本体はまだ充分に使えそうです。
思ったよりこれは簡単に修理ができることが確認できました。
部品を購入して交換し、老人が買ってきた蛇口を取り付け、壁の仕上げ材を元に戻し、流し台セットを元に戻して修理が終わりました。
老人はとても喜んでくれました。
工事費をいただくと2万円を出すので「それはいただけません。」とお返ししたのですが、「いいや二人で来ているのだから」と譲りません。
「そうですか、それではありがたく頂戴します。」と2万円をいただきました。
とても、気持のいい日をすごす事ができました。
Y氏のいう「まちづくり」とは、このようなことが自然に当たり前に行なわれてゆく社会を言っているのだろうと思います。
企業は利益を求めて事業を行なっています。
弊社も当然です。
利益が無ければ、会社は維持できません。弊社の場合は多額の負債の返済と債務超過というなかで経営再建を目指しているのですから、どんな仕事であっても赤字を出すことは許されません。
だから、神様はこの老人を弊社に導いたのです。
◆今日の祈り
全能なる御父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申しあげます。
主の御前にあって愚かで弱く罪深い私ですが、どうか主よしもべをお許しくださいますように。
しもべの心のうちには、罪があり、とが多く、悪意さえ内在しています。
どうかしもべの心を清めてくださいますように。
あなたの愛で埋め尽くしてください。
しもべが、汝の隣人を愛することができますように、あなたの愛で心を満たして欲しいのです。
主は、この愚かなしもべに大いなる恵みを賜ってくださっています。
しもべが困難に苦しんでいるとき、あなたの約束が確かなものであることをしもべに見せてくださいます。
しもべのあさはかな智恵により求める利益は実現せず。
主の導かれる仕事は、大きな恵みをくださいます。
どうか主よ、しもべの信仰を増し加えてください。
あなたの御約束が確かなものであることを信仰によって、覚え知り。
あらゆる困難を信仰によって乗り越えることができますように。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申しあげます。
アーメン
「だれでも自分がしてほしいと思うことを
人にもせよ」という御言葉を実践していきたいものです。
閉そく感が漂う中、
クリスチャンでも不安を抱えている人は
少なくないと思います。
わたしもそうですね。
「神様助けて」と入力して、ここに来ました。
だからこそ、みなともに
よいクリスマスを迎えることができますように!