神様助けて

会社を良くしていこうと必死で経営している一人のクリスチャン、神を信じる者がどんな風に祝福され、恵まれて行くのか。

一戸建ての貸家

2010-06-05 18:03:31 | 零細企業の社長奮戦記
●内風呂と銭湯

 「改めてそういわれると、確かに自分がアパート経営を考えた経緯から物件購入を真剣に検討した過程の中で、地域住民から賃貸住宅に入居する人たちがどのような見方をされているかを少しも考えたことは無かったです。

物件の立地や価格、入居状況や利回りなど、よく考えてみると自分の都合ばかりですね。」


「○○さん、あなたばかりがそうではなくて、わたしも含めてほとんどの賃貸の売り物件を探している方は同じだと思います。
自分の資金を使うのだし多額の負債をするとなれば、それが当然だし自然の成り行きです。

しかし、この物件の大家さんは少し違っていたのです。

この方の親の代に自分が相続した土地に賃貸アパートを建て始める前は、土地の一部を分譲住宅用地として売却して自宅の建設費を捻出したりしていたようです。
それも、この地域ではごく普通の状況でした。

そのうちに駅が整備されたりして急激に人口が増え始めると、土地を売らずにアパートを立てる人が出始めてきました。
昔は、皆さんほとんどの方が農家ですから家を建てる際に借金をしたくないから、土地の一部を売却して建設費を用意したようです。

しかし、駅前に銀行の支店ができ始めると多くの地主が相続税を軽減しようと、銀行から融資を受けて賃貸アパートを建てることが普通になってきたのです。

そして、建てれば入居者が入るという状況が続いていたので、地主さんたちも借金して賃貸物件を立てることに全く抵抗が無くなっていったのです。


そういう地主さんですら、当初はアパートの入居者には警戒感を抱いていたのです。
というのは、駅が整備される前は、一戸建ての貸家を建てるというのが一般的でした。

理由は、建設費の問題が主だったと思います。借金しないで建てるとなれば自己資金の範囲でしか資金は用意できませんから。
また、最初に建てた貸家に入居者が入れば、しばらくして資金が出来ますから、続いて貸家を増やしていくような建て方をした方もいたようです。

そして、この貸家にはお風呂が付いていました。
こんなことを言うとえっと思われるかもしれませんが、昔は街中のアパートはお風呂が無いのが普通だったのです。

何しろ、一般の持ち家の人たちですら、自宅の内風呂に入らず普段は銭湯に行くというのが普通の時代ですから、アパートに風呂が無くても普通だったのです。

しかし、その時代にはこの物件の地域には銭湯がありませんでした。ですから内風呂が付いていたのです。

そして、内風呂のある物件を探してこちらに引っ越す方も出てきたのです。

特に、夜の商売の方々は夜中や朝方になって家に戻りますから銭湯はやっていません。
町中なら仕事前に銭湯へ行ってという生活になるのですが、当時は高度経済成長の時代でしたからお金もたくさん稼げましたので、内風呂のある物件に引っ越してきたのです。

そして、それに伴いそういう筋の人たちも増えてきたのです。
そして様々なトラブルや事件も増えていったのです。

ですから、不動産屋の入居者審査も厳しくなっていったという経緯も存在しています。


そして、人口の増加は違法駐車の問題や、ゴミの問題などを引き起こしていったのです。


そのため、賃貸物件を建てて喜んでいたのは、大家さんと、不動産屋さんと銀行と入居者で、圧倒的に増えていた分譲住宅の持ち家の方々はこころよく思ってはいませんでした。

そしてついに、団地全体で賃貸物件を建てさせないところも出始めて行ったのです。

地主さんの中にも、そういうトラブルに見舞われたり、家賃の滞納が発生したりして、賃貸物件への入居者を、本音ではこころよく思えない人が増えていきました。

そこで、不動産屋さんに入居審査、家賃の集金などわずらわしいことをまかせて、賃料をいただくだけの大家さんになっていったのです。」




◆今日の祈り

ご慈愛深い父なる御神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く罪深いわたしですが、どうかお許しくださいますように。

主の強い御手は我が頭上にあって、しもべを窮地から引き上げてくださいます。
しもべは、その御手に信頼を置きます。
しもべに降りかかる困難と苦悩は決して衰えることなく、執拗に襲ってきますが、しもべの苦悩に苛まれる日々は不思議と減少し和らいでいくのです。

すべては、主の御恵みの賜物であり、すべては主の哀れみによるものです。
主は、このような愚かで、罪深いわたしをかえりみてくださいます。
ただ、主に感謝申し上げます。

この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
アーメン





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