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《熟年一人起業》 沼波正太郎著 を読んで 

2006年05月22日 | 今様隠居道
先日ぶらっと紀伊国屋書店に入って、タイトルに興味があった本を購入しました。
本の名前は熟年一人起業です。(沼波正太郎著)
内容は退職を控えた熟年の方に一人起業を勧め、起業のためのマニュアルを書いたものです。
著者の経験とコンサルタントの体験を綴った本です。
2007年団塊世代の定年退職が話題となっていますが、時流に合致した本の内容と思います。

読んでいると私が3年前に経験した離職、㈱インパナトーレ窪添の設立の経緯と酷似しています。
著者のような文才が無いので本にするほどのものでは有りませんが、私の体験をブログしてみます。

前にブログに書きましたように、大手アパレルを40代前半に退職し、設立に参画した、アパレルで定年退職し、悠悠自適の老後生活を夢見ていました。
3年前に「青天の霹靂の退職」を余儀なくされました。

著者は第二の人生の選択肢を以下の4つに分類しています。
①悠悠自適型 =老後の資金には全く問題のない
②雇用延長型 =契約社員・嘱託で大幅賃金カットで雇用延長
③自立雇用型 =起業
④準備不足型 =少し休んで、それからゆっくり職探し・何とかなるさ

著者の分類では私は①を夢見ていましたが実質は④準備不足の内容でした。
幸いヘッドハント的に企業を紹介していただいたのですが、退職の経緯からして、「新たな宮使え」に対して躊躇しました。
ゆっくり職を探すわけにも行かず、自立=起業を目指しました。

著者は起業のコンセプトの確立を強調しておられます。
㈱インパナトーレ窪添の企業にあたってキィワードを探しました。
そのキィワードは下記です。
①人を使わなくてできる会社
②在庫を持たない会社
③設備・事務所がいらない会社
④資金(借入)の苦労のない会社
⑤いつでも閉鎖できる会社
いずれも私の35年の経験(苦労)を裏返したものです。

還暦を前にした起業です、永年アパレル業界にお世話になり、多くの方から戴いた経験と知識を、社会(業界)にお返しする事により社会(業界)貢献が少しでも行ないたいと考え、元気の続く限り社会参加ができる環境も大切にしたいと思いました。

そのキィワードと目的(ミッション)、私の強み(弱み)を分析しているうちに、日本版インパナトーレの起業のアイデアが生まれました。

3年前の私の退職と㈱インパナトーレ窪添設立の挨拶文の抜粋を下記紹介します。

《挨拶文》 抜粋

(前文略・・・・)
 
気が付けば還暦まで後1年を残すのみの歳となり
今後の新しい生活(価値)を見つけ出さなければならない歳となりました。
第一線を退き悠悠自適の生活を満喫するには未だ早く
これを機会に、これまで多くの方から戴いた知識と経験を生かし、社会に還元することも
価値あることと考えます。
人の身体は年とともに衰えていくものですが、人の知識や経験は年とともに古びていくものではなく、むしろ年とともに高まっていくものと思います。
生涯現役を志し、元気の続く限り社会参加と社会貢献を大切にしていきたいと考えています。

これまでの時代は、「高度成長、オイルショック、バブル経済とその崩壊》の激動の時代でした。
これからの時代は、起業も個人も自らの手で再生を果たさなければならない時代となりました。
この度退職を機にフリーの立場で、これまで戴いた知識と経験を生かし、企画、生産、流通のコーディネ-とサポートを行なう㈱インパナトーレ窪添を設立いたしました。

(中略・・・)

プラトーのインパナトーレ(使い走り屋)に習い、あくまで実践、実務を重視して川上から川下の新しいネットワークの構築に貢献する日本版インパナトーレを目指します。

(以下略・・・)









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