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週刊文春の記事のこと 谷絹子社長のこと 続Ⅳ

2009年12月15日 | アパレル放談
騙された。

谷絹子には、虚言癖がある。
大嘘をつきながら、
自分でもその気になってしまう。
これこそが正真正銘の詐欺師。
私は、過去、谷氏にやられた。
そして大金を失った。
彼女の嘘は天才的な才能がある。
某地方銀行のトップも辞任に追いやられた。
詐欺師とベンチャー起業とを
混同してはいけない。


実害を被られた読者からのコメントを貼り付けてみた。
被害者の言葉だから重いものがある。
私は、谷絹子氏を弁護する立場でもなく、そのつもり無い。
ベンチャー起業と書いたのは、楽天やソフトバンクのようなベンチャー成功者のことではなく、現在係争中のベンチャーのことだ。


幻冬舎の『ついに出た!中国ビジネス虎の巻』の内容に違和感を感じていた。
その著での谷絹子氏の論旨は、中国ビジネス過去の事実に基づいたもので、その指摘は間違っておらず、問題にするようなところは少ない。
しかしながら重大な部分で誤認(錯誤)がある。
谷絹子氏は、1980年後半から2000年(二十世紀末)ごろの中国のビジネス状況を基にして、U.F.Oのビジネスをしている。
その頃は、改革開放のもとに、国家管理の経済活動から自由主義的活動に移行する過程で、多くのトラブルが発生していた。
人民公社から民営公司の移管や合弁公司、合作公司、郷鎮公司、独資公司などが競って作られた。
当時、ようやく民事訴訟法の立法の必要性を小平が唱えだしたことでも解る通り、法治と人治が入り混じった状態だった。
谷氏が指摘している、契約上のトラブルや国、省、市等の法律の未整備も重なり混乱の時代であった。
日本の大手アパレルや百貨店やスーパーも不平等な契約や契約違反も横行していた。
(これについては、日本側の視点だけでなく、中国側の視点からも入れた判断が重要だ)
その頃、谷絹子氏は、香港(ファーストトレーディング)で、香港を拠点として中国ビジネスを行なっていた。
1997年の香港返還を機に、2001年ごろから、多くの香港企業が上海へ拠点を移した。
日系香港企業の多くも同様に上海に移転を行なった。
ファーストトレーディング(U.F.O)上海への移転を行なった。
彼らは、中国のビジネスの問題点(盲点)を香港時代に体験し、充分な学習をしいた。
その学習をもとに、新しい中国ビジネスを構築した。
2001年(二十一世紀)がその起点といえる。
私が考える谷絹子氏の大罪は、新しい中国ビジネスの始まりの時代に、日本の企業の中国ビジネスを、二十世紀末の揺籃期の中国ビジネスを針小棒大に、恫喝的に喧伝し、その喧伝によってU.F.O.のビジネスに取り込んだことだ。

私が納得できないのは、初期の段階に、それに便乗し、利用した(踊った)大手商社や流通関係者がいたことだ。
またそれに踊ったマスメディアも同様だ。
彼らは被害者と憤っているか?
加害者として自責の念を持っているか?

私が週刊文春に谷絹子社長の記事にこだわるのは、3回のBlog記事で、自分の考えの投稿を躊躇した。
そのことに自責の念を持っているからだ。


参考のために、当時のBlog一部を貼り付けた。

私の読後感想は、次回に(恐る恐る?)後日ブログ投稿しようと思います。
谷絹子女史の著作が、その幻冬舎からの出版ということに驚きを感じました。
どのような経緯で、この本が幻冬舎から出版になったのか知りませんが、谷絹子女史の業界内外での幅広い交流、業界紙とのパブリックリレーション、昨年9月のテレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS)の番組取材など、ネットワークの広さを伺うことが出来ます。


普段とは少し柔和に写っている表紙の顔写真からは想像出来ないような「辛辣な言葉と自信に満ちた仕事の記述」は読む人にインパクトを与えるでしょう。
「世の中に出回っている中国ビジネスに関する出版物は山ほどあるが、核心にふれたものは見当たらない。既に中国に進出している日本企業や、そこで働く日本人を見ていて素直に感じるのは、あまりにも中国のことを知らなさ過ぎるということだ。本書は、中国ビジネスの袋小路に迷い込み、身動きがとれず、その解決方法を探していて苦悩されている日系企業や日本人の方々にもきっと役に立つものと思う」と序説に書かれています。


この本を読んで、このブログで書評(読後感想)を書こうとしましたが、30年以上の厳しい香港、中国でのビジネス最前線の激戦を生き抜いて成功された経営者の経験に裏打ちされた記述内容でもあり、それに比べて「友好商社」時代から中国繊維産業と関ってきたと云っても、所詮、アウトサイダー的な関わり合いしかなかった私ごときが、書評を書く事に躊躇します。
既に中国ビジネスで苦労し、失敗された経営者の方や中国担当の商社マン、コンサルタントの方々には、お薦めしません・・・・。
中国でのビジネスで成功している方にもお薦めし
ません。
(腹立たしくなる恐れがあります?!)







 

 



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4 コメント

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谷絹子氏の文春の記事 (繊維業界のもの)
2009-12-23 19:41:51
今頃、繊維業界の知人から週刊文春の記事のことを聞きました。谷氏とは何度も以前会ったことがありました。会うたびにご自分の自慢話ばかりで少々うんざりした記憶があります。その自慢話も、すごい内容で
した。内容はほとんど忘れましたが、銀行のことで覚えている内容は、「うちの会社は、○○銀行の頭取がみずから担当をしている」とかです。その時は、頭取が担当しているなんてすごいなと思いました。
それからまた、聞いていて嫌な気持ちになったのは、「○○商社の○○部長は、手なずけている」とか「○○社の○○氏はどうだ」と、商社の担当に接待攻撃した自慢話ばかり。接待攻撃したら仕事はどんどん取れるみたいな。知っている商社の人の名前が実名でぽんぽん出るので、そういう世界は苦手な私は、とても聞くのがつらかったです。
しかし、今回の文春の記事のことを聞いて、○○銀行さんも被害者なのだな・・と。
繊維の仕事は、大変です。こつこつと細かいことをまじめにし積み上げて最後の製品ができます。
銀行の頭取や、商社の部長を手なずけても、いい商品はできません。服が好きな私は、繊維業界の中で人た基本に帰って、こつこつ仕事をしようと思います。
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UFO社には (f2c)
2009-12-27 09:09:40
旧三井銀行OBのHという皇族出身の人も会社にいるとか・・・・
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あきれて声もでない。 (平凡な一市民)
2010-03-16 10:02:59
谷氏には、昔お金を支払ってもらえず諦め悔しい思いをした。その会社は、今のUFOの前の会社だ。
たくさんの会社に未払があるまま会社名が変わった。
今回も、早く「破産申告」が通るのを一番待っているのは谷氏自身だろう。
なぜなら、破産すれば、借金はゼロになる。
また、まったく谷氏を知らない人相手に大ぼらを吹いてでかい商売をするだろう。
私があきれて声が出なかったのは、これだけマスコミで騒がれてもまだ、ブログを更新していた事だ。

http://ufoj.exblog.jp/
私が聞くところによると、「銀行があほや!」と
平然としているらしい。
別の人から聞いたのは、「ホテルのフランスレストランの料理長を自宅に呼んでパーティをしていた。」「大阪のマンションは2憶円で安かった。」などなど
谷氏の豪遊ぶり。
それだったら、過去に支払ってくれなかったお金を
取り立てたい気持ちだ。
谷氏にしたら微々たるお金。しかし今の私にすれば大金だ。
銀行は、金融庁や株主に騒がれたら困るのでうやむやにして沈静化の方向に持っていこうとしている。
これらブログで谷氏の情報を集めて、マスコミを動かしてほしいと思う。
返信する
とうとう谷絹子 家宅捜査!! (あきら)
2010-09-08 10:07:27
今日(9月8日)の日経新聞より
『服飾卸会社を強制捜査』
大阪地検 数億円詐欺の疑い
中国に生産拠点をもつ服飾卸会社「UFO」民事構成手続き中の女性社長(60)が大阪市内の衣料卸会社から現金数億円をだまし取った疑いがあるとして、大阪地検特捜部は、詐欺容疑で家宅捜査。
(  途中省く )
大手銀行から約300億円の融資を受けたが、返済が滞っている。
社長らは、経営悪化の事実を隠して順調であるかのように装い、大阪市内の衣料卸会社に事業への投資話を持ちかけ、現金数億円を詐欺した疑い。詐欺容疑で特捜部に告訴されていた。
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