TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

北京的太鼓

2008-08-28 00:43:44 | Weblog
関係ないけど「北京的西瓜」という大林監督の映画があったな~。結局天安門事件で未完成のまま公開されるといういわくが付いてしまったけど…。

高知旅行がどうのこうのなどとだらだら書いているうちにもう8月も末。いつの間にやら北京オリンピックも終わっていたのであります。とくにこれといった興味はオリンピックにはなかったんですけど、たまたま家族が見ていたんで閉会式をちょこっと見てしまいました。

長野五輪閉会式にAGHARTAが出てきてみんなが踊りまくったように、閉会式って全てを終えてのホッとした感が式典全体から溢れ出てくるんですよね。そんな気分って、我々一般人でも日常の中に普通にありうることですから、緊張感漂う開会式や競技とは違う、共有感みたいなものが画面と観てる側とに生まれるんでしょう、画面に向かってお疲れ様と言ってしまいたくなるものです。

今回の閉会式のコンセプトは「お祭り騒ぎ」ということのようで、いろんな太鼓から繰り出すビートに乗って、出場者が思い思いのお祭り騒ぎを楽しもうということのようで。
アトラクションの出演者がいろんな太鼓を叩いてビートを繰り出す。いわば会場全体がパーカッションバトルみたいな雰囲気で、打楽器派の小生にとってはなかなか楽しめるものでした。民族楽器っぽい太鼓もあれば、鼓笛隊のタムタムのような太鼓、果ては忍者の大凧のようなどでかい太鼓が宙を舞い、人がそこに張り付いてその太鼓を叩いているなんて演出もあったりして、それはそれで笑えましたけどね。まあ実際に叩いているかどうかはともかくとして…というか叩いているように見えなかったのが正直なとこなんですけど別に叩いてなくってもいいんですけどね、演出ですから…。開会式の口パクが話題になりましたけど、そんなのテレビとか下手すりゃコンサートなんかでもまかり通っていた「演出」ですからそれはそれということでいいんじゃないすか。

で、話を戻しましてその太鼓の競演、途中からいつの間にやら中央ステージの真ん中にドラムセットが二つ現れました。うぉ、これは著名なドラマーが出てきてすんごいドラミングを披露してくれるんかいな、と思わず期待が高まります。と、画面に映ったのを見ると、幼児くらいの子供がドラムセットに陣取り、やたら長いスティックをビートに合わせて振っています。うぉ、これは四千年だか五千年の歴史のある中国のこと、この子らが雑技団のような超絶曲芸ドラミングを見せてくれるんかいな!と更に期待が高まったんですが…。画面を見てる限りドラムを叩いている様子は全くなし。その後一瞬ながらも何度か画面に出てくるんですけど、相変わらずスティック振り回してるだけで、やっぱり叩く様子なし。
ナニソレ。
これっていわゆる肩透かしってやつですか。
せっかくいい気分で見てたんですけど、なんかこれがどうも気になっちゃって途中でテレビを消してしまいました。いや、画面に映ってないとこ、もしくは消した後になんかやってくれたんだったら申し訳ないんですけど、これは残念、がっかりでした。
結局あのドラムセットはただの置物だったんかな~。全体の演出の中であのドラムセットだけもの凄い異質に感じたンで、こりゃ絶対何かあると思ったんですけどね、まあそんな見方してる人はほとんどいないんでしょうけど、”多分”打楽器好きの人が見てたら小生同様めっちゃ期待したと思うんですけどね。そんな尻切れ気分が残念だった北京の太鼓の競演でした。

何にしても北京オリンピック、必要以上に国家という重い荷物を背負わされての戦いを終えた出場者の皆さんにはメダル云々は別にして、お疲れ様でした。
コメント
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