ようやく乗り鉄の旅二日目(8/17)の最後です。
後免から高知に戻り、駅前のコンビニで飲み物その他を調達して再び高知駅ホームに。
機回しもあるから結構早めに入線しているだろうなと思ってたら案の定、22時半には機回しも終わった状態で入線してました。最後の行程、臨時快速「ムーンライト高知」。これで夜を徹して京都に向かおうというというのがこの一人旅の最後の行程。
今や希少価値となってしまった客車列車であり、臨時とはいえ夜行列車。12系でしかも特別仕様に改造されたグリーン車に乗ります。こんな列車に乗れるのももう最後かも知れません。
車内に入ってみると座席は3列グリーン車仕様で足置きや毛布なんかも用意されているし、1列側座席なんて窓一つに1座席。改造する前は4人座っていたいたスペースに1人だけなんですからね、贅沢なもんです。(それを7時間余り楽しめてこれで特別料金は1,900円ですから普通に考えればかなりお得かも!)ただ座席横に取り付けられた読書灯がなんともレトロチックで昭和の香りがぷんぷん。なんかつい最近のことのような気もするけど、このような仕様に改造されたのも既に20年以上前ですからね。そりゃ当時最新の設備であっても古ぼけるのは当然ですな。エアコンの音はこんなにうるさかったかな?と思うくらいうるさいし、しかもやたら冷えるし。最近の車両と違い細かい温度調節が効かないんでしょうな。後免までの道のりでひどい汗をかいたのが未だ乾かず、冷えること冷えること。我慢できずに着替えた上に、こんなこともあろうかと用意しておいた長袖シャツを速攻で羽織って更に毛布を被りましたわ。とはいえそこは昭和44年製の車両。むしろそんな不器用さが、なんとも車両の古さを実感させてくれたりして、それがまた鉄の琴線に触れるところでもある訳です。でもそれが故に時代遅れとなってしまい、夜行列車の衰退に繋がっているというのも事実。そもそも鉄道趣味というのは時代に逆行する懐古趣味という面が多分にあるわけで、最新のものより古いものを求めてしまうものなんです。故に最新車両よりは古い車両を追っかける。でもその最新車両の先が見えた頃にはそれをまた追っかけるという繰り返しだったりするものです…。
で、話を元に戻して「ムーンライト高知」、雨の降る夜中の四国を走り続けます。昼間だったら大歩危の峡谷の景色なんかも楽しめるんでしょうけど、当然闇の中。これ以上ない闇の中を運転する運転士さんも大変だろうな~なんて思いつつ、うとうとしながら気がつくと多度津。ここで松山からの「ムーンライト松山」が連結されるはず…。そこでふと思ったのが、客車同士を連結するのって…どうするんだろ?電車とかならそのまんま後にガッシャンコすればお終いだけど、客車でそれやったら機関車挟まれちゃうし。こうして鉄を何十年とやってますけど、実は盲点だったな~。多度津停車中にそんなことを考えてたら、隣のホームに「ムーンライト松山」がやってきました。客扱いはないので乗客が乗降することはありませんが、車掌さんや駅の係員の人達がホームの上を慌しくあっち行ったりこっち行ったり、文字通り走り回ってます。すると「ムーンライト松山」が先に発車して行きました…。実際見てないんですけど、恐らくこういうことなんでしょう。高知の機関車が外されてどっかに引き上げた後、出発して行った松山編成が高知編成の前に引き上げ、バックしてそのまんま連結…と。しかし連結時の衝撃は全くなかったですからね、見事なものです。機関車含めて4両も後で連結ですから当然運転士には連結箇所は全く見えていないのにもかかわらず…です。まさに職人技。客車列車が希少となったこのご時世、まだこんな技を持ってる運転士がいるって凄いな~と感心。当然、連結箇所のスタッフも綿密に連絡を取り合いながらやってるんでしょうけど。それにしても恐らく両方の列車合わせて200人にも満たないような列車を運行するのにもこれだけ何人ものスタッフのご苦労がある訳ですから…そりゃこの合理化の時代、夜行列車は鉄道会社側からもお荷物になるのも納得できるというもの。深夜に1本だか2本だか発着する列車のためだけに駅を開けておかなきゃならない駅側にとっても…です。
…なんか夜行列車運行の限界のようなものを思い知った気分になりながらも列車は瀬戸大橋を渡り、岡山、そして姫路と停車して行きます。というか小生ようやく完全に睡眠モードに入っておりましたが。気がつけば三宮。日付は8/18月曜日ということで、もう街は夏休みモードが終わり、朝も早ようから通勤モードがぼちぼち始まってました。小生この日は休みをとっていたのでそんな駅の表情を見ながら、ちょっとした優越感に浸ったりして。ありますよね、そうゆうの。世間が働いてるときに休む気分って。
6:44定刻どおり京都着。これで小生の夏休み一人旅はお終い。
京都駅前京都タワーの地下浴場で汗を洗った後は、大阪帰りしているカミさん達と合流に向かった次第です。ちなみに京都タワーの浴場…ホントただの銭湯です。タオル付とはいえあれで750円はちと高くないかい?
後免から高知に戻り、駅前のコンビニで飲み物その他を調達して再び高知駅ホームに。
機回しもあるから結構早めに入線しているだろうなと思ってたら案の定、22時半には機回しも終わった状態で入線してました。最後の行程、臨時快速「ムーンライト高知」。これで夜を徹して京都に向かおうというというのがこの一人旅の最後の行程。
今や希少価値となってしまった客車列車であり、臨時とはいえ夜行列車。12系でしかも特別仕様に改造されたグリーン車に乗ります。こんな列車に乗れるのももう最後かも知れません。
車内に入ってみると座席は3列グリーン車仕様で足置きや毛布なんかも用意されているし、1列側座席なんて窓一つに1座席。改造する前は4人座っていたいたスペースに1人だけなんですからね、贅沢なもんです。(それを7時間余り楽しめてこれで特別料金は1,900円ですから普通に考えればかなりお得かも!)ただ座席横に取り付けられた読書灯がなんともレトロチックで昭和の香りがぷんぷん。なんかつい最近のことのような気もするけど、このような仕様に改造されたのも既に20年以上前ですからね。そりゃ当時最新の設備であっても古ぼけるのは当然ですな。エアコンの音はこんなにうるさかったかな?と思うくらいうるさいし、しかもやたら冷えるし。最近の車両と違い細かい温度調節が効かないんでしょうな。後免までの道のりでひどい汗をかいたのが未だ乾かず、冷えること冷えること。我慢できずに着替えた上に、こんなこともあろうかと用意しておいた長袖シャツを速攻で羽織って更に毛布を被りましたわ。とはいえそこは昭和44年製の車両。むしろそんな不器用さが、なんとも車両の古さを実感させてくれたりして、それがまた鉄の琴線に触れるところでもある訳です。でもそれが故に時代遅れとなってしまい、夜行列車の衰退に繋がっているというのも事実。そもそも鉄道趣味というのは時代に逆行する懐古趣味という面が多分にあるわけで、最新のものより古いものを求めてしまうものなんです。故に最新車両よりは古い車両を追っかける。でもその最新車両の先が見えた頃にはそれをまた追っかけるという繰り返しだったりするものです…。
で、話を元に戻して「ムーンライト高知」、雨の降る夜中の四国を走り続けます。昼間だったら大歩危の峡谷の景色なんかも楽しめるんでしょうけど、当然闇の中。これ以上ない闇の中を運転する運転士さんも大変だろうな~なんて思いつつ、うとうとしながら気がつくと多度津。ここで松山からの「ムーンライト松山」が連結されるはず…。そこでふと思ったのが、客車同士を連結するのって…どうするんだろ?電車とかならそのまんま後にガッシャンコすればお終いだけど、客車でそれやったら機関車挟まれちゃうし。こうして鉄を何十年とやってますけど、実は盲点だったな~。多度津停車中にそんなことを考えてたら、隣のホームに「ムーンライト松山」がやってきました。客扱いはないので乗客が乗降することはありませんが、車掌さんや駅の係員の人達がホームの上を慌しくあっち行ったりこっち行ったり、文字通り走り回ってます。すると「ムーンライト松山」が先に発車して行きました…。実際見てないんですけど、恐らくこういうことなんでしょう。高知の機関車が外されてどっかに引き上げた後、出発して行った松山編成が高知編成の前に引き上げ、バックしてそのまんま連結…と。しかし連結時の衝撃は全くなかったですからね、見事なものです。機関車含めて4両も後で連結ですから当然運転士には連結箇所は全く見えていないのにもかかわらず…です。まさに職人技。客車列車が希少となったこのご時世、まだこんな技を持ってる運転士がいるって凄いな~と感心。当然、連結箇所のスタッフも綿密に連絡を取り合いながらやってるんでしょうけど。それにしても恐らく両方の列車合わせて200人にも満たないような列車を運行するのにもこれだけ何人ものスタッフのご苦労がある訳ですから…そりゃこの合理化の時代、夜行列車は鉄道会社側からもお荷物になるのも納得できるというもの。深夜に1本だか2本だか発着する列車のためだけに駅を開けておかなきゃならない駅側にとっても…です。
…なんか夜行列車運行の限界のようなものを思い知った気分になりながらも列車は瀬戸大橋を渡り、岡山、そして姫路と停車して行きます。というか小生ようやく完全に睡眠モードに入っておりましたが。気がつけば三宮。日付は8/18月曜日ということで、もう街は夏休みモードが終わり、朝も早ようから通勤モードがぼちぼち始まってました。小生この日は休みをとっていたのでそんな駅の表情を見ながら、ちょっとした優越感に浸ったりして。ありますよね、そうゆうの。世間が働いてるときに休む気分って。
6:44定刻どおり京都着。これで小生の夏休み一人旅はお終い。
京都駅前京都タワーの地下浴場で汗を洗った後は、大阪帰りしているカミさん達と合流に向かった次第です。ちなみに京都タワーの浴場…ホントただの銭湯です。タオル付とはいえあれで750円はちと高くないかい?