数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(200)  隣のやくざ

2021-01-04 14:16:04 | 漫画のシナリオ
(200)隣のやくざ

四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

須藤良子(12。小6) 169㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。

須藤志保(35) 170㎝。良子の母。目を瞠るような清楚な美人。

香山京子(16)一年、165㎝。キリッとした美人。

担任教師(35) 170㎝。気味の悪い目に銀縁めがねをかけた男。

ヤクザの親分(50)口が卑しく歪んだ悪相

若頭(50)悪相

子分A、B、Cの3人(各30)悪相

N=ナレーション


京子(いや、それは無いわな。美人で締まり抜群のうちがおるんやさかい)と安堵する。

修一「さてと」と言って恐怖に戦く教師の頭をむんずと鷲掴みした修一に不安げな顔で、
良子「待って、お兄ちゃん」

良子「もしこいつがサバイバル能力を発揮して生還したら、怖くて私もう学校に行けなくなる」

修一「そがあに心配ならいま始末しちょこか?」

良子「えっ?」

   教師、ぎょっとする。

   修一、目が飛び出んばかりに戦く教師の頭を両手で挟む。

   そして「ぐしゃ」とねじって絶命させる。

   それを見て、志保と良子があ然とする。

   良子と顔を見合わせ、
志保「死んだのよね?・・・」

   コクと頷き、
良子「グシャって骨が折れる音がしたもの・・・」

   修一、メットを被る。

   そして、
修一「目覚めよアパッチ」と命令する。

   夕闇に染まった駐輪場に停めてあるアパッチのハンドル付近にある小さなライトがパッと点灯する。

修一「ベランダまで来てくれ」と言うと耳部から「了解しました」と応答あり。

   教師の衣類と鞄を入れたゴミ袋を差し出し、
志保「こいつの汚らわしい衣類と鞄。これも一緒に処分お願いしていい?」

   袋を受け取り、
修一「おおー、うっかりしちょったわ」

   アパッチがベランダの縁から上昇して来て「お待たせしました」とメットの耳部に音声が流れる。

   袋を持った修一が教師の頭をグワシとアイアンクローで引っ掴む。

   教師の頭を引っ掴んで軽々とひきずってベランダに歩む修一を見て志保と良子があ然とし、
志保(な、なんという怪力・・・)

   片方の手に教師を引っ掴んだままステップ部に袋が置いてあるアパッチに跨り室内の志保に向かって、
修一「んじゃ、ちょっくら捨てに行ってくるけん、晩飯の用意たのんます」

   あっ気にとられた顔で、
志保「は、はい。いってらっしゃい・・・」

   教師をステップ部のゴミ袋の上にうつ伏せに置いたアパッチがゆっくり上昇しながら飛んでゆくのを後方から描いた絵。



   夜。ストッパーをかませてドアを全開にした玄関内に女三人の履物がきちんと並べてある絵。

   志保宅の隣家のドアの絵。

   同、志保宅キッチン

   流しの前に立つ志保の艶めかしいふくらはぎの絵のアップ。

   志保、シャケを焼く傍ら、まな板で三つ葉を刻んでいる。

   あっという顔をして玄関の方を見やり、
志保「玄関を開けっ放しにしたままだったわ」

   隣家のドアがガチャと開く。

   凶相の子分Aが出てきて左右を警戒する。

   ドアの中に向かって、
A 「親分、異常ありません」

   ゴルフウェアーの襟元からチラリと入れ墨が見える凶相の親分がヌーと出てくる。

   続いて若頭。

   続いて子分B、C達が出てくる。

注、親分以下全員ラフな服装。

   開けっ放しのドアの前に両膝を折って屈んでストッパーを外す志保のスカートがまくれあがり太腿がむき出しになってる艶かしい絵の大ゴマ。

   その姿勢のままのスカートの奥に見えるパンツがジュワと濡れた絵のアップにN『あ、修ちゃんのがドロッと漏れ出た・・・』

   欲情して目元を潤ませ、
志保(ああ、今すぐしたい・・・)

   そのとき志保の眼前に男達の靴が見えたので、はっとする。

   見上げると野卑な笑みを浮かべたヤクザ達が見下ろしており、志保が顔を強張らせる。



○駐輪場

   「ぷるるるる」とアパッチで帰ってきた修一が駐輪場にバイクを停める。

修一「シャケ茶漬けーシャケ茶漬けー♪」と口ずさみながらアパッチから降りる。



   下卑た笑みを浮かべ、
親分「ほおー、こないなベッピンさんが隣に住んでたとは今の今まで知らんかったで」

親分「いつ引っ越してきはったんですか?」

   志保、怯えて会釈だけして急いでドアを閉めようとする。

   ドアが閉まる寸前に親分がガッとドアの間に靴を挟んだので、
志保「ひっ」と小さく叫ぶ。

   グイとドアを開け、
親分「まあそない怖がらんといてえな」

親分「お近づきのしるしに茶の一杯でもご馳走してもろたらすぐに引き上げまっさかい」

   同、リビング

   テーブルに教科書を広げ、京子が良子に勉強を教えている。

   怯える志保のあとに親分と子分達が入ってきたのを見て良子は驚くが、京子は平然としている。

   Aを見て、
良子(うあ、こいつが一番血の気が多くてヤバそう・・・)

   良子と京子を見て野卑な笑みを浮かべ、
親分「隣に住んでるんやが、ちょっと挨拶にと思うてな」

   怯える良子に、
京子「良子ちゃん、隣がヤー公の事務所やて知ってたん?」

   強張って顔を振り、
良子「いま初めて知った・・・」

A 「(京子に)ヤー公とはだれの事や?」

   無表情で、
京子「臭い息吐いて粋がるな。さぶイボがたつで」と怯まぬ京子を母子があ然と見る。

A 「なんやて?」と京子に詰め寄ろうとするが、
親分「まあ待てや」とAをいさめる。

   親分、思案深げに京子を見つめる。

親分「あんた堅気の娘と違うやろ?」「バックがだれか教えてくれんか」

   無表情で、
京子「うちらをシャブ漬けにして輪姦(まわ)したあと風呂屋に売るつもりやろが、そうはいかんで」

親分「風呂屋に売るまでは考えてなかったが、それもええかもな」

   志保に、
京子「ねえお母さん、隣にヤー公が住んでたら落ち着いて生活でけへんでしょ?」

   怯えつつも迷惑そうに、
志保「えっ、ま、まあ・・・」(怖いから私に話を振らないで・・・)

   良子に目で合図し、
京子「こいつら全員B1で始末したろか?」

   嬉しそうに目を輝かせ、
良子「大賛成―」

        つづく
コメント
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