数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(33)  京子の性根

2016-06-20 14:29:55 | 漫画のシナリオ
(33)京子の性根

四百字詰原稿用紙換算13枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物
香山京子(16)165㎝。一年生。きりっとした美人で組長の娘

高畑(50)優しそうだがどこか崩れた雰囲気を漂わせている

沙希(32)170㎝。スタイル抜群の妖艶な美女。

香山組の組長(50)京子の父

同、若頭(50)温厚そうな顔

同、子分A、B、C、D(各25)

高畑に暴行した不良A、B、

N=ナレーション


修一「こがいすんじゃーっ」と目にも止まらぬ速さで抜刀しCの左手の指をピュッと切断する。

   返す刀で右手の指をビュッと落とす。

   指がボトッと落ちる。

   C、ぼう然と自分の指を見る。

   C、がくっと膝を落とし、眼前にかざした両手を見て、
C 「あぅ、あぅ・・・」と失禁。

   全員凍りつく。

   驚嘆し、
京子(なんのためらいもなく、シブッ・・・)

   パンツをジュッと濡らした京子のスカートの中を下から煽って描いた絵。

京子(濡れてる場合やないのにアソコが勝手に反応してしまう・・・)

   陶然とし、
沙希(恐ろしさを通り越してもう快感・・・)

   パンツをジュッと濡らした沙希のスカートの中を下から煽って描いた絵。

組長(調子のって、刀を抜かんでよかった・・・)

   二人の不良、涙を流して失禁。

   Cを睨み据え、
修一「さあて、手足を全部落として丸太ん棒にしちゃろか」

京子(さりげないセリフがド迫力。もうジュブジュブやわ・・・)

   C、涙と鼻水を流して組長を見る。

組長(わ、わしを見な。どないもできんの分かっとろおが・・・)

   修一、膝をついてるCの喉に切っ先を当てる。

   C、喉からツーっと血が流れる。

   陶然とした表情で、
京子「先輩・・・」(うちも、そんなんやってみたい・・・)

   C、喘ぎながら後ろに倒れる。

   仰向けのCの喉に切っ先を垂直に当て、
修一「どおない分かったか?」

   C、鼻水を流して頷く。

修一「こらあ、よお斬れるけん手を離したら刀の重みだけで喉に沈むぞ」

   C、悶絶寸前。

修一「まともに振れもせんのに勢いだけで刀なんか抜くな、のう」

   C、泣いて頷く。

   高畑と沙希を見据え、
修一「おたくらの安全のために念には念を入れとかにゃの」

   修一、ヒュッと投げた刀が組長の頬を掠めて壁に突き刺さる。

   京子、驚愕。

   組長、頬から血を流して泣いて失禁する。

   若頭と子分達、驚愕して膝をつく。

   高畑、沙希、あ然。

   驚愕する高畑に、
修一「自分の手で仕返ししたかろおがオタクはへたしたら刑務所じゃけん」

修一「こっから先は手を出さんでよろし」

修一「俺は未青年じゃけん、こいつら全員殺してもなんちゅうこたぁないけんの」

   怯える京子に、
修一「お前にゃ悪いがこの2人の安全のためにオヤジもいてまうけんの」

   パンツをジュッと濡らした京子のスカートの中を下から煽って描いた絵。

   頬を染めて戸惑い、
京子(うちの体はどないなっとるんやろ・・・?)

京子(親が殺されるゆうのに濡れすぎてパンツがずってしまいそうやわ・・・)

   修一、ポリタンクの灯油をみんなにぶっかける。

組長「ひー、金輪際2人には手を出さんから、か、勘忍してくれー」

修一「ヤクザの言葉を信用するとでも思うちょるんかい」

修一「おとなしゅう家ごと焼け死ねや」

   高畑、沙希、凍りつく。

組長「お、お前は赤の他人のために人を殺すちゅんかー」

修一「お前らを人とは思うちょらんよ」

   目を剥いた二人の不良にも灯油をかけ、
修一「われらも目撃者じゃけん死ねや」

   修一、空になったポリタンクを放り捨てる。

   そしてマッチを擦る。

   組長、子分達、泣いて悶絶せんばかり。

   涙を流し、
京子「うちの寝るとこが無くなる・・・」

修一「あー?」

修一「お前、ここに住んどるんか?」(こいつ、なんか久美子とダブって調子狂うな・・・)

京子「二階に・・・」と天井を指す。

京子「お父ちゃんはこの人らの運命を狂わせたし強い相手にやられるのは宿命やけど、うち、寝るとこ無くなる・・・」

   京子、壁の刀を引き抜く。

   切っ先を喉に当て、
京子「うち、先輩のためやったら死ねる」

組長「京子っ!」

   若頭、子分達、高畑、沙希、驚く。

修一「なんじゃそら?俺の事を知りもせんくせに」

京子「うちはそんな女なんやっ!」

   修一、京子を凝視。

京子「先輩の試合を見て一目惚れしたんです。先輩の事よお知らんけど、そんなん関係ない・・・」

京子「うちを御する事が出来るのはこの世で先輩しかおらんのや」

   組長、あ然。

京子「先輩に右向け言われたら、うちは餓死するまで右向いてる」

   組長、泣きそうな顔。

京子「毎日叩かれても絶対に先輩のこと嫌いにならへん」

京子「死ね言われたら今すぐ死ねる」

若頭「(泣きそうな顔)お嬢・・・」

組長「(泣いて)京子、もうやめてくれ・・・」

京子「惚れるゆうのはそおゆう事やと思うてる」

   涙を流し、
沙希(火の玉みたいな子・・・)

京子「うちはそおゆう女なんです」

   修一、無言で京子を凝視。

沙希(私にこの子ぐらいの強さがあったら、あのとき別れなくて済んだのに・・・)

京子「仕返しを心配して殺すつもりなんやろけど、うちがお父ちゃんにそんな事絶対にさせへん」

京子「もしやったら、うち、死ぬから」

組長(なんちゅう娘や、死んだ女房と性格が丸写しじゃ・・・)

   京子、正気を失った目で刀の切っ先を見つめる。

   はっとし、
修一「真剣(ほんみ)を見つめるなっ、吸い込まれて正気を失うぞ」

   頭を振って我に返り、
京子「せやから今度だけは堪忍したって下さい」

修一「おまえ、グサッとくる女じゃのう」

   顔を輝かせ、
京子「ほんまっ?!」

   マッチを吹いて消し、
修一「親父がもし二人に手を出したらお前、死ねよ」

京子「(ほっとし)ありがとう」

   組長達、ほっとする。

修一「かせ」と京子から刀を受け取る。

   京子の前に屈んでシャツの裾を結んでやり、
修一「俺以外のもんに乳を見せるな」

   京子、あ然。

修一「分かったか?」

京子「はいっ!」

   高畑に、
京子「謝っても謝りきれんけど堪忍してな」

高畑「京子ちゃんには関係ない事だから気にするなって」

   沙希の耳元に口を寄せ、
修一「残念。チビリまくっていい匂い加減になってたのに嗅げなくなったわ」

   沙希、赤面する。

修一「幸せにな。やったのは内緒だぞ」

   目尻を濡らして切なげに、
沙希「一生忘れないから・・・」

   不良達の前に屈んで、
修一「京子」と呼ぶ。

京子「(嬉しそうに)はいっ」

組長(娘のあんな嬉しそうな顔、初めて見たわい・・・)

修一「この2人、やっぱり海に沈めるか?」

京子「可哀そうやけど、そうせな示しがつかんから」

   不良、凍りつく。

京子「あ、そや、ただ殺すんはもったいないか?」

京子「一回ひとを斬ってみたかったんやけど練習台にしてもええ?」

   不良、目をむく。

   組長、若頭、げっという顔。

修一「さすがヤクザの娘。いいとこに気がついたな」

京子「(嬉しそうに)はい」

   組長、あ然。

   京子に刀を渡し、
修一「もったいないから一回で殺すなよ」

修一「まず手足を落として最後に腹を突く練習じゃ」

   上段に構えて、
京子「はい」

組長(はい、て・・・)

   悶絶寸前の不良の腕を掴んで真っ直ぐに伸ばし、
修一「人だと思うな。只のワラの束だと思え」

京子「はい」

修一「一撃で落とそうと思ったら自分の足を斬っちまうから軽く叩き斬るつもりでやれ」

京子「はい」

組長(こりゃ坊主に命令されたら親でも殺しよるで・・・)

   もう一人の不良、泣いて組長にしがみつき、
不良「お父さん、娘さんを止めてくださいー」

   不良を蹴り飛ばし、
組長「だれがお父さんじゃ、どあほ!」

組長「うっかり止めたらわしが斬られるわい」

   京子、座った目で構える。

   不良、ぼう然と京子を見上げる。

   沙希、目を背ける。

京子「いやーーっ」と振り下ろした刀を寸前で止める。

   修一、ニヤッと笑う。

京子「冗談や。じょうだん」

   ボロボロ泣きながらやけくそで、
不良「じ、冗談でもしていい事と悪い事があろうがー」

不良「刀がどんなに怖いか分かってるのかー」

   不良の喉に切っ先を付きつけ、
京子「なんやて?」

   組長、驚く。

   不良、怯える。

京子「安心したら開き直りか?」

   ボロボロ泣いて、
不良「すみません、調子こきすぎました・・・」

京子「消えてまえ!お前らと同じ空気を吸うたら身体が腐るわ」

   不良、耳を疑う。

   沙希、ほっとする。

京子「うちの気が変わらん内に消えゆうてんねん」

不良「あ、有難う御座います。このご恩は一生忘れません」と立ち上がる。

   出て行きかける不良に、
京子「あんたらどうせ性根入らんのやから今度はほんまに練習台になってもらうで」

   不良、凍りつく。

   修一達と一緒に事務所を出ようとする京子に、
組長「き、京子、どこ行くんや?」

京子「ちょっと先輩を送ってくる」と出る。

組長「(若頭に)まさか坊主とナニするんちゃうやろの?」

若頭「あの坊主とやったらええんやないですか」

若頭「ひょっとしたらお嬢と夫婦になって組を継ぐかもしれんし・・・」

組長「な、なるほどの・・・」

組長「(狂喜し)そないなったら組(うち)は最強やんけ」

若頭「そらもう」

組長「京子は性根も座っとるし何より男を見る目があるからのー」

若頭「ほんまですわ」

若頭「あの2人やったら中国マフィアだろうがロシアであろうが、片っ端から全滅させてしまいよりまっせ」

組長「(狂喜し)おほほほ、あの2人やったらやりかねんよのー」

組長「ほんま、京子は男を見る目があるでー」

        つづく










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