数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(131) 吊り天井固め

2018-05-28 17:16:14 | 漫画のシナリオ
(131) 吊り天井固め

四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

真菜(18)3年生。180㎝の上品な美人。昔はリストカットしてたが修一と出会って人生が一変。空手部。13話で初登場

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。10話で初登場し修一と戦ったが今は友情で結ばれている

香山京子(16)一年、165㎝。キリッとした美人。

佐治(21)2mの巨人、蛇のような目にスキンヘッド。全身に耳なし芳一のように入れ墨を入れ、なんともいえず不気味な顔。修行僧のような黒い法衣を着ている。双子の弟を修一に殺され復讐に燃えている。

伝兵衛(年齢不明)伊賀忍者の末裔。150㎝。宦官のように性別不明の小柄な老人。お地蔵さんのようにだらりと布をまとい、善人とも悪人ともつかぬ顔。

N=ナレーション


   京子を抱きしめて射精しかけ、
伝兵衛(うぅっ、もう少しじゃ・・・)

  その刹那、真菜に蹴られた佐治が吹っ飛んできて伝兵衛にぶつかり、京子も吹っ飛ぶ。

   上体を起こしながら、
伝兵衛「くそっ、もうちょっとで精を放つとこ・・・」

   と言った次の瞬間、立ちあがりかける佐治に顔面をバゴッと殴られ、
佐治「邪魔じゃ、じじいー」

   試合場に戻る佐治の後ろ姿を憤怒の目で睨み、
伝兵衛「おのれー、許さぬぞ」

   ふっと我に返って回りを見回し、
京子「・・・うち、なんでこんなとこにおるんやろ?」

   中央で立っている真菜の前に戻り、
佐治「不意打ちとは言え、わしに蹴りを決めたんはお前がはじめてやー」

   真菜と対峙し、
佐治「これで心置きのうお前の息の根を止められるわー」

   2人が構えあった絵に司会声、
  「突然の不意打ちに怒り心頭の佐治、さあどんな展開が待ち受けているか」

佐治(じゃがその前にー)

真菜(長引いたらぜったい勝ち目はない。短期決戦で決めないと・・・)

   顔面に正拳を打ち込んできた真菜の拳をバチンと掌で受け止めて握り締め、
佐治(観衆の前で大恥かかせたらな気がすまんのやー)

   佐治に拳をねじりあげられ、
真菜「うぅ」と呻く。

   拳をねじりあげたまま、膝をつきかけた真菜の顔面を足の甲でバチーンと蹴り上げ、
佐治「ショータイムやでー」

   仰向けに倒れた真菜の喉に、エルボードロップをかまさんと佐治がジャンプする。

栗栖「(悲痛な顔で)ああーっ・・・」

優子達「きゃー!」

   佐治が体を横にして「ドスッ」と落下しエルボードロップを決める。

   観客達、静まり返りぼう然。

司会者「・・・真菜選手、無事か・・・?」

   真菜の腹の上にまたがり、
佐治「気絶するのはまだ早いでー」

   佐治が真菜の上着をバッと裏返した瞬間、胸がはだけ乳房が露わになり、
真菜「いやーっ!」と叫ぶ。

佐治「(驚き)ブラジャーすんのも忘れるほど気持ちよかったかー?」

   観衆達が欲情の目で、
  「おおおおおお」

  「な、なんとノーブラ・・・」と驚く。

佐治「なんでも中途半端はあかん。ついでに脱げー」と真菜の上着をむしりとって上半身裸にする。

   ゴクッとツバを飲みこみ、
司会者「佐治、こ、これはいけません・・・」

佐治「乳クリおうとったんがバレバレやなー」と、横腹を蹴られた真菜が「うっ」と呻いてうつ伏せになる。

   佐治、裏返った真菜の両腕をとりつつ太腿の上に乗って吊り天井固めの一段階前の体勢を作る。

↑吊り天井固めの一段階前の体勢のイメージ

司会者「(驚いて興奮し)こ、この体制は・・・」

真菜「うぎゃー」と吊り天井固めを決められた絵に司会声、
  「決まったー!吊り天井固めをガッチガチに決められ、もはや身動きもできない真菜選手」

   片方の足裏だけで真菜の背を支え、もう片方の爪先を真菜の尻側のズボンのゴム部に差しいれ、
佐治「ついでにパンツも履き忘れとったら受けるがのー」

真菜「やめてーっ」と悲痛な叫びをあげる。

   一気にズボンを脱がされてノーパンの股間を露わにされ(素っ裸)、
真菜(しまった!)

佐治「ほほー、もうシラをきれんのー」

   おろおろして、
栗栖(真菜さん・・・)

   観衆達が呆気にとられ、
  「まっ、マジかぁ・・・?」

  「なぜノーパンかなんて事はこの際どうでもいい・・・」

  「これだから岩城の試合はいつも超満員になるんだよな・・・」

  「真菜さんの写真集が出たら十冊ぐらい買い占めてやる」

   苦悶の表情で、
真菜(うう、控室にティッシュがあったらこんな事には・・・)
《控室での出来事を回想》
   射精後バックで繋がったままおろおろ回りを見回し、
栗栖「ど、どないしょ?真菜さん、ティッシュがあれへん・・・」

真菜「(驚き)えーっ!」

   真菜、足元の横に丸まってるパンツに気付く。

   真菜、爪先を伸ばして足の指でパンツを挟む。

   真菜がパンツで股を拭くのを見て感心し(もう二人は離れている)、
栗栖「そおゆう技があったか・・・」

   片膝を付いて屈み恥ずかしそうに栗栖のペニスも拭いてやりながら、
真菜「非常事態だから・・・」

栗栖「(照れ)お、お手数かけます・・・」   
《回想終わり》

   吊り天井固めをかけられ苦悶の表情で、
真菜(まさか試合で脱がされるとは思わなかったから・・・)

   床に這いつくばって必死の形相で真菜の股間を撮り、
カメラマン「こ、今度の写真集は空前の大ヒット間違いなし!」

   尚も生々しい股間を撮り、
カメラマン「印税がガッポリ入ったらマンションを買って嫁をもらうぞ」

栗栖「そこまでじゃっ!」

   上着を脱ぎながらこっちにくる栗栖を見て、
佐治「ちっ」

   真菜を床に蹴り落とし、
佐治「どさくさにやったろおもたのに邪魔しくさりやがってー」

   素っ裸でうずくまって泣く真菜の背に上着をかけてやり、
栗栖「真菜さん、あとは任せとき、わしがきっちり仇とったるさかい」

   真ん中で怒りに燃えた栗栖と対峙し、おちょくり顔で、
佐治「バレとるでー」

栗栖「なにがじゃー」

佐治「控室で真菜とパコパコしたやろがー」

栗栖(げーーっ!)と真っ青になる。

佐治「わしが優勝インタビュー受ける時に全国民にバラしたるさかい覚悟しときやー」

   栗栖、顔をしわくちゃにして泣かんばかりの顔で舞に振り向く。

   栗栖を微塵も疑わず笑顔で手を振り、
舞 「栗栖くーん、がんばってー」

栗栖(と応援してくれるのは今だけで舞にバレたら絶対フラれるやろな・・・)

栗栖「はっ」とひらめく。

栗栖(こいつをぶっ殺したらええだけの事やんけ)

      つづく









コメント
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