6.19 約500人の医療従事者が新型コロナで死亡 ロシア
ロシアでは新型コロナウイルスで489人の医療従事者が死亡した。
ロシア連邦保健分野監督庁のアーラ・サモイロワ長官が6月21日の「医療従事者の日」を記念した全ロシア・オンライン会議で発表した。
サモイロワ氏は、ロシアにおける新型コロナウイルスの流行は終わっていないと指摘した。
サモイロワ氏によると、ロシアの「実際の感染者」は50万人以上(18日時点で56万1091人)、死者は7500人を超えた。
サモイロワ氏は、パンデミックが始まった当初、ロシアは十分な準備ができていなかったと指摘し、
初めから医療現場では個人用防護具が足りていなかったことを認めた。
なお同氏は、医療従事者に個人用防護具が提供されていない、または検査を受けることができないという苦情について、
現在は「事実上、受け取っていない」と述べた。
プーチン大統領は5月上旬、新型コロナウイルス治療に関わる医療関係者のために追加の保険を用意する大統領令に署名した。
新型コロナウイルスで医療関係者が死亡した場合、その遺族は一時金として270万ルーブル (約415万円)を受け取る。
感染により障害が残った場合、医療関係者には68万〜200万ルーブル (約105〜308万円)、一時的に労働能力を失った場合は6万8000ルーブル(約10万円)が支払われる。
先に伝えられたところによると、ロシア全国の新型コロナ感染者は新たに7790人増え、累計56万1091人となった。