実包を持った少女。シリアにて。
シリアのアサド大統領。フメイミムにあるロシア航空宇宙軍の基地を訪問。
7.1 シリア国防省 アレッポを「ダーイシュ(IS)」から完全解放
シリア軍は国際テロ組織「ダーイシュ(IS,イスラム国)」に占拠されていたアレッポを完全に解放した。シリア国防省政治部情報課の副課長、サミル・スレイマン陸軍大将がスプートニクに対して明らかにした。
スレイマン陸軍大将は現在、アレッポには「ダーイシュはもういない」と語っている。
これより前、ロシア軍参謀本部のルツコイ作戦総局長は、シリア内戦が事実上停止していると述べた。
7.1 プーチン大統領 トルコ大統領とシリア危機の正常化を討議
プーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と電話会談を実施し、シリア危機正常化の重要な局面を話し合った。ロシア大統領府のサイトが明らかにした。
サイトには「ロシア、トルコ、イランの提唱でアスタナ(カザフスタン)で7月初旬、5回目の国際会合を招集し、シリア危機正常化の重要な局面が引き続き話し合われる」と書かれている。
これより前、プーチン大統領はトルコのエルドアン大統領との首脳会談の後の記者会見で、トルコ産トマトの輸入禁止を除き、両国が相互的な貿易制限を解除することで合意したとして、次のように述べた。
「少し前に起こった制限が取り払われたと言えるようになるのはいつかと質問があったが、今日、それを言うことができる。我々は制限に関係するこれら全ての問題の包括的解決について合意した。あらゆる制限は経済を破壊し、最終的に我々の製造業を害するということから出発しよう。」
◎ 米軍がシリア政府軍に対する 本格的な戦争を始めるという噂
7月10日前後にシリアでアメリカ軍が大規模な軍事作戦を始めるという見方がある。
6月26日にホワイトハウスの広報担当、シーン・スパイサーはシリア政府が化学兵器を計画している可能性があるとしたうえで、もし攻撃したなら報復すると発言したが、いつものように証拠や根拠の類いは示されていない。シリアを攻撃するという脅しにしては唐突で、何者からか攻撃命令が出たのかもしれない。
7月7日から8日にかけてドイツのハンブルグで開かれるG20サミットでドナルド・トランプ米大統領がウラジミル・プーチン露大統領に最後通牒を突きつけ、それが不調に終われば戦争になるとも予想されているが、そうした脅しにシリアやロシアが屈するとは考え難く、バラク・オバマ政権が2013年に計画した侵攻作戦を実行するのではないかと懸念されている。
トランプ政権は4月6日夜、駆逐艦のポーターとロスから巡航ミサイルのトマホーク59機をシリアのシャイラット空軍基地に向けて発射させ、少なくとも数機は目標へ到達したと言われている。これが次の攻撃をトランプにさせる仕掛けだったと考える人もいる。
この攻撃は4月4日にシリア政府軍が化学兵器を使ったという口実で実行されたのだが、現地の様子を撮影した映像を見て嘘だと考えた人は少なくない。
理由のひとつは、現場にいる人物が防護服を着ていないことだ。そもそもシリア政府に化学兵器を使う理由がない。
ハーシュの記事によると、アメリカ軍はロシア軍が張り子の虎ではなく、反撃してくることを認識しているが、トランプ政権、つまりネオコンは本当に理解していない可能性がある。
サウジアラビアやイスラエルの動きもきな臭い。
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