足首ヒールの直立形状と展開形状という、二つの基部を交換しながら、全体のバランスを確認してみました
まずは展開形状からですが、個人的には馴染みのある形状です
元々、MHの脚部のヒールのデザインは、エルガイムのHMからの延長線上にあるので、一番好きなデザインです。
三点重心の形状だと、安定性も上がりますが、メカとしてのバランスが最良だと考えています。
今回のレッドミラージュは、デザイン的には後方への張り出しが多いので、転倒しそうな気がしていましたが、脚部の重心バランスが良いので、実際に画像の状態にしてみると綺麗に立ちます
スカート自体は、それ程大きく可動しませんが、角度的なものと位置関係で、脚部の可動には影響は出ませんでした。
各パーツの先端の長さや、張り出し具合も大きく感じますが、こうして見るとやはりMHは、下半身と脚部が結構大きく造られているデザインなのが分かりますね。
頭部のカウンターウエイトや後頭部の形状も、これまでのデザインとは違いますし、リアアーマーの形状や構成も今回のものが一番大きく感じます
MH自体、多重装甲の重なり合いで構成されたデザインなので、今回のキットのようにパーツ単位で造っていく工程は、装甲間の隙間や構成が分かるので、造っていて楽しいですね。
こうして見ると、足首ヒールの展開形状という事になっていますが、やはりMHのヒールは展開形状の方がデザイン的に合っている様に感じます。
こちらが足首ヒールの直立形状になりますが、単品で立たせる事は出来ません
この状態で見ると、デザイン的には非常に綺麗なものに見えますが、足首パーツとしての安定性はかなり落ちます。
先に完成している、1/144のバッシュ・ザ・ブラックナイトが、ヒールの直立形状になっているので、今回はそれに合わせてこちらの形状で仕上げようかと思います。
足首パーツを交換してみましたが、表面から見ると足元がスッキリした感じに見える程度ですね
実際にやってみると分かると思いますが、ピンヒールの状態の形状で、バランス良く立てたとしても、ポーズ変更の際に足首全体にかかる比重は、爪先の方に全て行ってしまうので、かなり危険な状態になると思います。
GTMのデザインを見ると分かりますが、あの形状で光の速さで可動するなんて事は、まず関節部分で折れると思いますので、その前身のデザインとしてMHに取り入れられた、このヒール立ちのデザインはやはりちょっと怪しいですね。
これが現行のMHの最新のデザインだと言われれば、そうなんですかと受け入れるしかないのが現状となり、長年にわたり造って来た側としては、少し寂しい感じがしています
一応、こちらのパーツ構成でも、後方へ転倒するような惨劇は起きませんので、この状態で完成まで持って行こうと思います。
軽装仕様はこのパーツで行けますが、フレイムランチャーのユニットは、この状態で背負うのは無理だと思います。