何とか主翼の可変部分が形になったので、本体に組み込む前の可動実験をやっております。
基部の一番下の部分は、腰部の中に接着してしまいますので、この段階でしか確認できなくなります。
基部から出ているライナーは、上下に可動するようにして、T字型のパーツごと変形動作をしていない時は、腰部に収まるようになります。
主翼自体が大きいので、可動軸自体は横から見ないと見えないような位置に持って行けそうなので、見た目も大丈夫だと思います。
今回、軸は基本的に1mmプラ版と5mmプラ棒、ライナーはキットの余り、ポリキャップは全てジャンクで仕上げていますので、何度か可動させると部分的に弱くなる恐れがある為、本体と可動軸を固定する仕掛けも考えています。
この状態の主翼の位置が結構いい加減な設定になっているので、イラストに合わせて調整してあります。
腰部に入るパーツ以外は主翼に隠れて見えなくなります。
開きながら少し上方に上がるような可動です。
腰部の基部ですが、この時点で最大まで引き出して、胴体部から離れるようにしてあります。ある程度離さないと、胴体の回転に干渉してしまうのと、この後の主翼の移動時にぶつかってしまうので、苦肉の策です。
この基部が、胴体部の主軸と太股にぶつからないように、調整しながら可動させるのに苦労しました。
左主翼はその次の段階で、逆転した後に起こし始めた状態です。
まだ実験段階ですが、この動作が一番本体と干渉しそうなので、本体の可動と合わせて再調整が必要かも知れません。
左右の主翼を起こした段階で、基部を中心に180度回転させます。
裏側を向いていた主翼が表側になり、左右の主翼が入れ替わります。
この段階で、右主翼の状態になりますので、この後は左主翼の位置へ、多重関節を駆使して移動させます。
一回目の試作実験では、この部分の位置決めに失敗して中間部を全て作り直しています。
この開いた状態と、合体前の閉じた状態の位置決めが大変な作業で、可動用の各軸の長さを調整しないと、微妙に変な位置になってしまいます。
とりあえず基本的な可動はこれで行こうと思いますので、後は軸部分の削り込みと微調整で他の作業に入ろうと思います。
これも本体に取り付けると見えなくなるので、今のうちに確認用として載せておきます。
合体後の可動軸の位置は、中央に寄せる部分以外、全て反転しただけで位置的には変化していません。
合体後に腕部の可動に干渉しないように、後方へ折れる可動も盛り込んでありますので、完成時にお見せいたします。