~S原発のある風景~
先日、半島へツワブキを採りに出掛けた帰り道、右手に海を眺めながら走
っていると、海に突き出した幾つもの突端の先の入り江に、「S原発」の白
い鉄とや建屋がぼんやりと見えています。
車を止めてしばらく眺めていると、この海はもう随分昔から眺めてきたはず
なのに、あの東日本大震災を経てからは、それまでとは全く違った風景に
見えて来るから不思議である。
想定外の自然災害とはいえ、一度、暴れ出したら人間の力で思い通りにコ
ントロールの出来ない原子力、そんな福島原発事故の状況を国民はまざま
ざと見せ付けられてきました。
この大事故を機に、わが国でも原発廃止・縮小論等が論議されてきている
のだが、あれからわずか数年(現地の復興は未だ道半ばなのに)、気付い
て見れば、政治的思惑等も絡で、原子力発電の今後については、国民目
線では、なかなか見えにくい状況の中で、推移している様に思えてならな
い。(喉もと過ぎれば熱さも・・・)
この目の前の「S原発」も、現在は稼働を停止中である。
ただただ国民の一人として、孫子、否、人類の未来のためにも、一刻も早
い代替エネルギー確保(これも容易なことではないのだが)への道に、踏み
切るべきではないのか・・・・・と純粋に私は思う。
今日はフッとそんなことを思いつつ眺める海でした。
~今日も良い一日であります様に~
~あなたと夜と音楽をジュリー・ロンドンの歌でどうぞ~