タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

「野紺菊」の花言葉~「守護、忘れられない想い、長寿と幸福」

2014-10-30 | 植物

20数年振りに、旧知の友から(友と言っても、一回り以上違う「大兄・友」)から

話があり、「新聞で名前を見て、是非とも会いたい。」とのことであった。

聞けば、数年前に屋根から落ちて骨折し、以来、次から次へと病を得て、

今は自宅で厳しい闘病の日々を送っているとの事であった。

明日にも行きたいところであるが、日和の良い日にと思いつつ、電話から

三日目の今日になって、会いに行くことにした。

大兄とは、山深い国立公園三瓶山の北の地に、私が駐在員として赴任して

間もなくの事、大兄宅を初めての訪問し、話をしているうちに意気投合した

のが、来40数年来の交流の始まりだった。

在任中(2年間)は、いろいろとお世話になる事ばかりで、ご迷惑も掛けた

が、懲りずに今も家族でのお付き合いをさせてもらっている。

お互いに顔を見るなり、昔を思い出し、感極まって涙涙の再会となってしま

った。

奥さんによれば、昨日、今日と体調はあまり芳しくない様であったが、懐か

しい昔話に笑顔も出て、あれやこれやと話が弾み、彼も心から嬉しそうであ

った。(翌朝、あれからとても気持ちが良いらしく、今朝は庭木にはさみを入れたいる・・・と

の電話があった

人間、歳を重ねて行くと「老・病・〇」は避けて通れない事ではあるが、彼

は、これまで幾度も辛い手術を重ね、四度も死線を超えて来たと、笑って

言いながも、健康な頃と変わらず、淡々として苦境を受け入れ、事もなげ

に病闘っている。

実のところは、数日にも厳しい状況であった様なのに、一体この精神力・生

き様は何と言うことだろうか・・・「私の求めて止まないどんなときも普通に生

きたいという道」を、彼は確かな足取りで実践しているのだ、私はただただ

圧倒されるばかりであった。

見舞に来たつもりが、彼の闘病の様子を目の当たりにして、逆に励まされ

「勇気と希望」を貰ってしまいました。

彼の手により整然と刈り込まれた、庭園がベッドの正面に眺められ、丹精

込めた松の根方には、「野紺菊」の薄紫の花が見事に咲き誇っていて、 

日々に彼の心を癒してくれていると思うとちょっと嬉しくなった。

奇しくも、この日(10・28)の誕生花は「野紺菊」であり、花言葉も「守護、忘

られない想い、長寿と幸福」とあり、「今日の再会と彼の明るい今後」を示

唆するかの様である

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

童謡「野 菊」

遠い山から吹いて来る 小寒い風にゆれながら 

けだかく清くにおう花  きれいな野菊うすむらさきよ