~恵曇町・古浦の砂浜に寄せては返すさざ波~
「浜辺の歌」 (作詞林古渓・作曲成田為三)
1・あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ しのばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も
2・ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ しのばるる
寄する波よ返す波よ
月の色も 星のかげも
むかし小学校唱歌として歌った、「浜辺の歌」は、春の海ひねもすのたり・・・的な日本
的情緒を持ったのんびりとした印象の歌で、私達はこの歌は2番まで歌っていた様な
気がします。
今も浜辺を歩くと、ついつい口ずさんでしまう歌です。(歳だな~。 今時の子はこんな
スローテンポの歌は歌いません)
ところで、以前何かで、「この歌には隠れさた3番目の歌詞がある。」との記述があったこ
とを思い出しました。
早速、調べて見ました。 するとこうです!
教科書では、3番の歌詞があまりにも1・2番の歌詞と印象が違うということから、載せら
れなかったのではないかと言うことです。
ちなみに隠された3番の歌詞は、
3・疾風(はやて)たちまち 波を吹き上げ
赤裳(あかも)のすそぞ ぬれひじし
病みし我は すでにいえて
浜辺の真砂(まさご) まなごいまは
※赤裳~女性の着物の赤い裾 まなご~最愛の子供
1・2番は、作者が幼い日神奈川県下の浜辺を歩いた時の追憶を歌ったったものだとさ
れていますが、3番は大正5年頃、作者が父親となって後の心境が歌われているのでし
ょうか。
それにしても「赤裳」の歌詞は、背景を知らない小学生の唱歌としては、難解で無理が
あったのかも知れませんネ。
でも無意識に口ずさむのだからしかたがありません。
好きですからこれからも、私は歌いますよ!
~今日も良い一日を~