八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

笑い顔

2018年02月10日 16時26分42秒 | Weblog

笑っている顔は、うまく撮れない。画像は、百歳の記念の小冊子に載せたのもの。長生きには、笑いが一番という。最近は、小生が顔をだすと、こぶしで殴りかかる。「痛てえなあ」と、大げさにおどけて見せる。これが面白いと、飽きずに殴りかかる。おどけ顔を、「さる、そっくりだぁ」、「バカ馬、そつくりだぁ」、「さんたろ、おおバカさんたろぉーだぁ」と、悪口をしながら、おお笑いする。笑うことが出来るのは、人間だけのようだ。感情が、うれしかったり、おかしかったりを、目つきや、口元に表して、顔全体の表情になるのかも。ばあちゃんの顔、三題してみた。表情ひとつひとつが、脳の中で、働いているのかも。今のところ、喜怒哀楽の感情がある。脳の中の魔物を、追い出すことは、無理だ。笑い声で、脳の中の魔物が、居ずらくなり、逃げだすことを願っている。あと何年続くのかなぁでいる。

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怒りの顔

2018年02月10日 16時04分17秒 | Weblog

月に一度か二度、こんな顔になる。魔物に取りつかれてしまった顔。脳のどこかが、蝕まれ、顔に現れる。要するに、認知症で、制御はできない。初めのころは、全身マッサージやら、足の裏マッサージで、なんとかしようとした。即効はなかったが、今は効果があったと感じる。素人考えで、脳に栄養をと、甘いものを、噛むことで、脳の働きがよくなるかもと、食べ物を噛んで食べさせた。こんな顔の時は、心の中は、どうなっているのか。何に対して、声を荒げて、怒っているのか。この顔は、定期の診察日で、ばあちゃんにしては早い時間。眠っているところを、おむつ替え、着替えだったので、怒ってしまった。怒りの声が、待合室に響いてしまうので、多くの患者さんに、迷惑をかける。診察が終わったころ、訪問看護師さんが、声をかけていただくこともあり、看護師さんの話し声で、ばあちゃんの声が、消える。この顔を見ながら、どうしたものやらと、考えている。

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澄まし顔

2018年02月10日 15時39分21秒 | Weblog

穏やかなこんな顔で、過ごしていれば、看護師さんヘルパーさんに、迷惑はかけない。表情は、心の動きが、顔に現れる。大腸腫瘍の切除して、十年、脳梗塞が発症して九年がすぎた。ばあちゃんなりに、何ごとかを、考えているかも。心の動きは、脳のどこかで、つかさどっているのかも。今は、何も考えても、しょうがないことと、分かっているのかも。顔は、心の表現でもあるという。誰でも、この世からの分かれがある。その瞬間まで、家族や世話になった人の事を、思ひ浮かべながら、旅立つという。ばあちゃんも、ありがとうと言って旅立つことを、願っている。穏やかな心で、あの世に送りたいと、日々思っている。

 

 

 

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