八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

上寿祝

2013年01月05日 19時31分18秒 | Weblog
時々登場をする、在宅のばあちゃん。今年の八月で、満99歳になる。直接、ばあちゃんが経験をした、戦争中と戦後の、食べ物がなかったときは、苦労をしたと思う。10歳ころの、関東大震災と、今回の東日本大震災は、さほど影響はなかった。原発事故の、3月15日は、小生も不安になつて、福島の妹の家にやつかいになつた。その出発間際の、ばあちゃんの介護に使うものを、車に積むあわただしさに、おいていかれてしまうのかと、大騒ぎをしていた。ばあちゃんが94歳の時は、大腸の腫瘍の切除をした。手術に耐えられるかどうかのこともあった。二年後に脳梗塞になり、脳外科と看板がでている医院に行ったが、診察を断られた。「今、車の中にいるのだが」と、願ってもダメだった。仕方なく、ばあちゃんのかかりつけの内科医院に行き、そのお医者さんに話すと、翌日、総合病院に、入院の紹介をしていただいた。退院する頃には、「家へ帰る」と、何度も言っていた。住み慣れた家が、一番いいのだろう。かもいに掲げた神札をみて、「三島八幡さまだぞおぉ」って、子供のころ遊んだ神社の境内を、思い出しているのかもしれない。
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