八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

文部省唱歌 冬の夜

2011年01月20日 15時51分26秒 | Weblog
昔懐かしい唱歌の一節。約100年も前に、小学校の児童が歌うものにと、発表された。「いろり」、そのものは、一般家庭では、見られない。親戚の農家の客間で、装飾された自在かぎに、30センチ大の鉄瓶が、架けられていたのを最近見た。昔は、暖を取るのに、家族が集まって、一家団欒の、懐かしい状景だ。小生、かろうじて、昭和二桁生まれなのだが、農家でなかったので、いろりで、暖をとってはいない。最近、知人が、山奥の自分の生家に、「いろり」を復活させたと云う。炭火をいれたら、部屋中暖かいという。もともとの歌詞は、戦後になって、変えたところがあるという。二番の歌詞の中の「「過ぎし昔の思いで語る」は、もとは「過ぎしいくさの手柄を語る」だつたという。また、「まなこをみはる」は、「こぶしを握る」だったという。時代によって、歌詞が変革するのは、当然のことだろう。
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