八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

瞑目沈思

2010年02月13日 10時21分40秒 | Weblog
めいもくちんし--目を閉じてじっくり考えること。--新明解より。今の世の中は、銭、銭で、狸と狐の化かしあいを、しているように見えてしまう。ことわざの羅列だが「きたなく稼いで、清く暮らす」とか、「正直貧乏、横着栄耀」-正直者は貧乏するかもだが、逆な者は大いに栄えるとかがある。当事者は「知らぬ、存ぜぬ」と、説明をしている。本人が言うのだから、知らないのだろう。「悪事千里を走る」-悪いことは、すぐに知れ渡ってしまうようだ。「私達を国民が選んだんだから」なあぁ-て聞こえる。芭蕉の句に「物言えば 唇寒し 秋の風」。よけいなことを書いてしまうと、自分が災いを受けてしまうようになる、と芭蕉は言っている。せめて「正直な頭に神宿る」を、スカスカのの脳味噌で、念じていることにしょう。そういえば、祖父の教訓書に「天道の恵みを得んと思うなら正直にして暮らせ世の中」があったっけ。また「えんま様地獄極楽よく調ぶ悪事はできぬ今の世の中」。まあ来世のことは、来世でだなぁ、っと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする