八十路徒然なるままに

山吹のきよげに、藤のおぼつかなきさましたる、すべて、思い捨てがたきこと多し。徒然草より

七十路徒然なるままに

2006年08月25日 21時00分02秒 | Weblog
今日 TKCコン゜ュ-タ-会計事務所からいただいた チケットで 高杉良原作の
映画{ 不撓不屈 }を 見てきました。パンフから引用しますと 一人の税理士と 国税庁が 日本経済史上希有の 対立を展開した実話に基ずく迫真の物語。 税理士・飯塚毅が 中小企業の経営と 従業員への 利益還元のため 勧めていた節税対策。しかし、これを認めない国税庁と、飯塚は 7年に及ぶ想像を絶する対立を繰り広げることになる。 後に「 飯塚事件 」と呼ばれることとなったこの出来事の物語でした。 映画の冒頭のナレ-ションと 最後のヒィナ-レに ドイツ国での税理士を前にしての スピ-チがありました。
なぜドイツなのか。 松下幸之助の著書「 なぜ 」からの 引用です。
ドイツの税制では 個人の所得税は 非常に安い。事業をするときは たいてい 個人企業でする。法人税よりも 個人の所得税を優遇している。ドイツの税制は企業の生み出した利益を 社内蓄積を奨励しないで 配当をふやすことを 奨励している。この配当が社会をうるおす。そうする方が国家全体からみると 好ましいと考えたからにちがいない。と 株の配当が多く税金も安いので いきおい一般の人々の投資も多く、金融面も豊かになってくる。そこで経済活動もスム-ズに運ぶとある。これは日本とは大違いである。日本では、いまのままでは借金ばっかりで首がまわらなくなる。と 昭和40年刊に 記してある。
考えさせられた一日でした。   

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