前回のブログに、ゴールデン・エイジの事を書いたんですが、今回も少し書いてみようかなと思います。
日本で言う『ゴールデン・エイジ』は、79~80年産まれの世代。
その間に産まれた選手が、比較的に才能を持った選手が多い事、そして彼らの成長と共に、年代別の世界大会で、それ以前の年代が成し遂げられ無かった結果を残してきた事。
この2つにより、彼らが世界を舞台にしても充分戦えるという認識の元、『ゴールデン・エイジ(黄金世代)』と呼ばれる様になりました。
思えば、98'フランスW杯時、この年代は小野だけが選出されてましたが、残念ながら結果は知っての通り、グループリーグ敗退。
この時の日本で、小野はルーキーであり主力ではありませんでしたね…
そして02'日韓W杯。
この大会を迎える4年間に、99'ナイジェリアWユース準優勝と、00'シドニー五輪ベスト8進出…
こうした結果を残しながら、迎えた大会でした。
当時の監督は、フィリップ・トルシエ。
このフランス人監督は、ブルキナファソやナイジェリア等と、それまで主にアフリカで仕事をしてきた人物で、白い呪術師とも呼ばれていました。
タイプとしては、戦術に選手を当てはめる監督。『戦術ありき』ってタイプの監督さん。
そして重視したのは『規律』。
『フラット3』や『ウェーブ』と言った言葉も、この頃良く聴かれました。
02'日韓W杯は、彼らが中心となった大会でした。
グループリーグは突破したものの、決勝トーナメント1回戦で敗退。ベスト16で終えました。
最後のトルコ戦、リードされた状況で、戦術を無視しても一点を取りに行くのか、それともこのままの戦い方でいくのかと、悩んだ様ですが結局、後者の選択をしました。
後の色々なメディアで、選手達のインタビュー等、読んだり聴いたりすると、トルシエ監督が決めてきた約束事を破ってでも、取りに行けなかった事が、選手達にとって心残りになった大会でもありました。
何故一点を取りに行けなかったのか…
外部の人間なので推測になるんですが、戦術ありきのサッカーをしていた為、その頃の選手は戦術・約束事を、あまりにも重要視しすぎた事。
そして、自分で決断する事が出来なかった。
いわゆる指示待ちに慣れ過ぎた為に、一点を取りに行けなかったのかなと思います。
トルシエ監督に感謝したいのは、世代交代に成功してくれた事ですかね。
そして06'ドイツW杯に向けて、代表監督にジーコが就任。
現役引退後は、絶対に監督はしたくないと言ってた為、この発表は正直驚きでした…
よくメディアを騒がせていたのは、『黄金の中盤』と『自由』という言葉。
とても刺激的で魅力的な響きに、期待したのも事実です…
ですが、事はそんなに上手く行かない様で、自由と言っても、それまで『監督の指示が全て…』という状況に慣れていた為、自分達で反省点を改善していくという作業は、中々大変だったと思います。
チームの成熟に時間がかかった事もあって、ジーコ解任を希望する人達も出てきました。
でも『自分達で考える』という事を習得しつつある今、型にハマらない創造的なサッカー(言い過ぎ?)を、披露出来てきましたね。
もちろん課題はあるけれど、期待させてくれる魅力の方が強いです。
このゴールデン・エイジと言われる年代の選手を見て来て思ったのは、これまでの道のりが、まるで子供から大人に成長していく姿を見せられてるかの様な、そんな感じがしました。
子供達が、トルシエの元で、『規律』の大切さを学び成長し、そしてジーコが選手達を一人の大人として巣立たせるべく、『物事を自分で考える』という事を教えてきた…
今日、ドイツW杯が開幕します。
今回が年齢的な事も考え、ゴールデン・エイジと言われる彼等の集大成と言える大会になるはず。
どんな結末になるのか、予想もつきませんが、彼等の戦いぶりをキチンと見ておきたいと思います。
さっき監督のスタイルの事で少し書きましたが、『戦術に当てはめる』タイプがいけないみたいに思われたら、それは違うんです!!
監督には『戦術に当てはめる』タイプと、『選手を見てから戦術を決める』タイプの2種類居てますが、どちらのタイプの監督でも、成功してる人と失敗してる人が居てるんですよね。
じゃあ何が大切なんかってなると、就任する時点でのチーム状況かなと思います。
日本のゴールデン・エイジの成長過程に於いて、トルシエ→ジーコと来たのは、良かったんかなと思いました。
日本で言う『ゴールデン・エイジ』は、79~80年産まれの世代。
その間に産まれた選手が、比較的に才能を持った選手が多い事、そして彼らの成長と共に、年代別の世界大会で、それ以前の年代が成し遂げられ無かった結果を残してきた事。
この2つにより、彼らが世界を舞台にしても充分戦えるという認識の元、『ゴールデン・エイジ(黄金世代)』と呼ばれる様になりました。
思えば、98'フランスW杯時、この年代は小野だけが選出されてましたが、残念ながら結果は知っての通り、グループリーグ敗退。
この時の日本で、小野はルーキーであり主力ではありませんでしたね…
そして02'日韓W杯。
この大会を迎える4年間に、99'ナイジェリアWユース準優勝と、00'シドニー五輪ベスト8進出…
こうした結果を残しながら、迎えた大会でした。
当時の監督は、フィリップ・トルシエ。
このフランス人監督は、ブルキナファソやナイジェリア等と、それまで主にアフリカで仕事をしてきた人物で、白い呪術師とも呼ばれていました。
タイプとしては、戦術に選手を当てはめる監督。『戦術ありき』ってタイプの監督さん。
そして重視したのは『規律』。
『フラット3』や『ウェーブ』と言った言葉も、この頃良く聴かれました。
02'日韓W杯は、彼らが中心となった大会でした。
グループリーグは突破したものの、決勝トーナメント1回戦で敗退。ベスト16で終えました。
最後のトルコ戦、リードされた状況で、戦術を無視しても一点を取りに行くのか、それともこのままの戦い方でいくのかと、悩んだ様ですが結局、後者の選択をしました。
後の色々なメディアで、選手達のインタビュー等、読んだり聴いたりすると、トルシエ監督が決めてきた約束事を破ってでも、取りに行けなかった事が、選手達にとって心残りになった大会でもありました。
何故一点を取りに行けなかったのか…
外部の人間なので推測になるんですが、戦術ありきのサッカーをしていた為、その頃の選手は戦術・約束事を、あまりにも重要視しすぎた事。
そして、自分で決断する事が出来なかった。
いわゆる指示待ちに慣れ過ぎた為に、一点を取りに行けなかったのかなと思います。
トルシエ監督に感謝したいのは、世代交代に成功してくれた事ですかね。
そして06'ドイツW杯に向けて、代表監督にジーコが就任。
現役引退後は、絶対に監督はしたくないと言ってた為、この発表は正直驚きでした…
よくメディアを騒がせていたのは、『黄金の中盤』と『自由』という言葉。
とても刺激的で魅力的な響きに、期待したのも事実です…
ですが、事はそんなに上手く行かない様で、自由と言っても、それまで『監督の指示が全て…』という状況に慣れていた為、自分達で反省点を改善していくという作業は、中々大変だったと思います。
チームの成熟に時間がかかった事もあって、ジーコ解任を希望する人達も出てきました。
でも『自分達で考える』という事を習得しつつある今、型にハマらない創造的なサッカー(言い過ぎ?)を、披露出来てきましたね。
もちろん課題はあるけれど、期待させてくれる魅力の方が強いです。
このゴールデン・エイジと言われる年代の選手を見て来て思ったのは、これまでの道のりが、まるで子供から大人に成長していく姿を見せられてるかの様な、そんな感じがしました。
子供達が、トルシエの元で、『規律』の大切さを学び成長し、そしてジーコが選手達を一人の大人として巣立たせるべく、『物事を自分で考える』という事を教えてきた…
今日、ドイツW杯が開幕します。
今回が年齢的な事も考え、ゴールデン・エイジと言われる彼等の集大成と言える大会になるはず。
どんな結末になるのか、予想もつきませんが、彼等の戦いぶりをキチンと見ておきたいと思います。
さっき監督のスタイルの事で少し書きましたが、『戦術に当てはめる』タイプがいけないみたいに思われたら、それは違うんです!!
監督には『戦術に当てはめる』タイプと、『選手を見てから戦術を決める』タイプの2種類居てますが、どちらのタイプの監督でも、成功してる人と失敗してる人が居てるんですよね。
じゃあ何が大切なんかってなると、就任する時点でのチーム状況かなと思います。
日本のゴールデン・エイジの成長過程に於いて、トルシエ→ジーコと来たのは、良かったんかなと思いました。