イケさんの「日々これ辛抱」

ガンバ大阪やサッカー、色々感じた事を書いていきます。http://blog.goo.ne.jp/ijdhdy/

学校のセンセイ / 飛鳥井 千砂

2009年01月12日 01時44分20秒 | Weblog
色んな事を考えさせてくれた一冊。

ツレから『キング・オブ・面倒くさがり』と言われるぐらいの桐原一哉。
私立の高校教師が、今までは、仕事やプライベートでも面倒くさい事が起こらない様に、ある程度距離を置くように過ごしてきた……ハズが、色々な事を通して成長して行く。

そんな本でした。
いつもの事ながら、簡潔に言い過ぎかな。(笑)


実は、この飛鳥井千砂の本を読むのは、今回が初めてではなく、前に『はるがいったら』を読んでたんですけど、完璧に忘れてて、作者プロフィールを見て慌てて思い出した。(苦笑)

今回の本、自分にとっては、色々考えさせてくれたり、訴えてくるメッセージ性みたいな物があって良かった。

この小説読んで思ったけど、『小説』って技術だけじゃないんやろね。
ドコに見せ場を作るか……とか、効果的な言い回し……とか。
そんなんだけやったら、薄っぺらい内容にしかならへんと思う。
だいいち、読んだらスグ忘れてまうわ。(笑)

そこに、伝えたい物や、読者に一石を投じる様に、考えさせられる物も必要なんちゃうかな。
何て言うんかなぁ~……
本文だけやなく、行間にある物や、読者に訴える物というか……(苦笑)
だからこそ、より強く響いた物は、長く覚えてる……っていうかね。
それでも、忘れてしまう俺なんですが……(アカンやん)


少なくとも、この本には響く物があったよ。(何様?)
例えば……
本文には載ってない事やけど、主人公が問題を解決していく様を見て、答えをマニュアルに求めるんじゃなく自分で捜さなアカンのやろうなって事。

それと、密かに『教師』という仕事を、気持ちの何処かで割り切ってやってる自分。
それに気づいてる教頭が『教師』って仕事に情熱を持ってやってるか?
……って聞く場面を通し、やっぱり見てる人は居てて、感情の込もってない姿は、分かる人には分かるんやなぁ~って(笑)


サッカーにも言えるのかは分からんけど、喜怒哀楽が伝わるというか、感情が込もってる……って部分?
プロの世界の事では無いんかも知らんけど、子供らがやる遊びのサッカーにある様な、楽しそうにしてたり、悔しそうにしてたり、喜怒哀楽が素直に出せるサッカーも、『良いサッカー』の1つなんちゃうかなって。(笑)
そういう見方も有りなんちゃうかって、考えさせられた。(笑)
これはサッカーを文化として、考えてるんかも知らんけどね。(笑)


そんな感じで、あと何個か訴えてくる物があったよ。
(1番強く響いたのがあったけど、ハズいから秘密って事で)
なもんで、俺にとっては当たりの本でした。
コメント
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