横浜 スリーアイ blog

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相続税増税

2012年06月09日 | 不動産業界事情

昨日参加した保険代理店向けセミナー。

話題のひとつは「相続税増税でした」

今朝のニュースで、消費税優先のため相続税改正はまたしても先送りとなりましたが、

「所得の低い人に負担を強いる消費税のあとは、富裕層向け増税である相続税の増税は

当然」との財務省の考えから、改正は時間の問題でしょう。

この相続税、富裕層だけの問題ではなくなってきたようです。


財務省の理論では、バブル時7%近かった課税割合⇒<相続税納税者÷亡くなった人>

がこの数年4%台に推移している。

という数字のマジック

①亡くなった人は、赤ちゃんも入るのです

②全国平均で4%台です。


東京23区では9%で、最も高い千代田区では19%だそうです。

そして、これらは『小規模宅地の評価減』が厳格適用される前の平成19年の数字

(財務省のホームページでは、平成19年までの数字しか公表されていません!)

小規模宅地の評価が厳しくなった平成20年以降は、都市部の課税割合は跳ね上がって

いると思われます。


実は、都会にはストックリッチ、キャッシュプアな人が多いです。

たまたま親やそれより前の代から都会に住んでいる。

年老いた親が住んでいた家に相続税がかかる。

相続人の子供は一人っ子で、自分の住宅ローンで相続税どころではない。

古くて、貸すのも貸せない・・・

相続不動産流動化時代が来るかもしれません。
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