賃貸不動産のトラブルの原因は敷金返還問題が半分以上です。
「きれいに使っているのに、敷金がまったくかえって来なかった・・」
という典型的パターン。
ところが、時々あるのが
『敷金を返せない』というパターン。
どういうことかというと、貸主さん、お金がない
店舗など高額な敷金(保証金)を預かる場合には
ある程度想定されるので、解約予告+敷金(保証金)返還期間で
時間稼ぎをして、その間に次のテナントを見つけるとか
融資を受けるとかの対策は立てようがあるのですが、
比較的小規模の場合、解約予告も返還期間もほとんどないので、厳しいです。
今回もそんな例が・・・
(っていうか、今回は退去後1ヶ月たって、大家さんから『実は・・』です)
しかも、定期借家で、次に貸す予定なし・・・
大家さん、あまりにアバウトといえばそれまでなのですが、
そうもいかず・・・
なかなか厳しい時代になってきました。
以前、金融不安の頃、ある社長が銀行に言ったそうです。
『預金残しておいてやるから、担保持ってこい!』
賃貸物件をかりるとき、敷金の保全も気をつけなくてはいけないかもしれません。
大家さんの資産状況はもちろんのこと、
(これは不動産屋も注意すべきことですが・・)
とくに、敷金を物件の所有者以外の人が預かる場合は注意が必要です。
不動産屋やサブリース会社が預かる場合は要注意ですよ。
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