冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

雪国の景色は水墨画 - 冬の山形、立石寺

2013-02-26 20:56:31 | 旅行
蔵王のスノーモンスターだけでなく、雪国ならではの水墨画的な景色を楽しむのも目的だった今回。
行ったのは1,000年以上の歴史を持ち、奥の細道の「閑けさや巌にしみいるせみの声」の句で有名な山寺、立石寺。
例によって、4travelの旅行記はこちら
このブログでは経済・社会的観点を少し。

1) 中国人バックパッカー
Chinese New Yearから1週間なので、おそらくは長期の休暇を取ったのだと思われう中国人バックパッカーを何人か見た。
と言うか、日本人もあまり雪国に旅行しないこの時期なので、結構目立った。
バックパッカーはもちろんバジェットトラベラーだが、私は自分の経験からバックパッカーが元気な国は経済的に強いと思っている。
世界に興味がある。自分の世界の殻を破りたいという衝動がある。多少の困難は気にせずどんどん行く。そして、そのエネルギーを実際に旅につなげるための、ある程度の資金と知力(語学など)がある。
こうしたパワーが底流にないと、健全なバックパッカーは育たない。
日中関係の悪化で、成金のツアー旅行者が銀座に来るのは減ったかもしれないが、本質的にたくましい若者は興味を抑えられずに日本も含めて世界を旅している。

2) 山寺駅寒い
電力事情で暖房を抑制しているのかもしれないが、駅の待合室は実質的に暖房なし。
上記のように外国からの旅行者もいるので、ちょっと情けない感じ。
ストーブでも置いておけば風情もあるのに、観光パンフレットは作っても魂は入っていないようである。
まあ、しょせんJRということか。

3) アピール今ひとつ
山寺(立石寺)って、東京の人はどのくらい観光地として認識しているんですかね。ちなみに、私は去年まで知りませんでした。
認識が広まれば行ってみたいと思う人も多いと思いますがね。独特のバリューがあるでしょ。この風景。温泉あるし。私としては絶景だったと思いますがね。さらに、今回は行かなかったけど羽黒山の方に五重塔とかあるみたいだし、組み合わせて観光プランをアピールしたらいいと思うのに。
旅行業界も、冬の雪国なんて旅行の対象にならない(スキーを除く)と思ってませんかね。
いつでも京都の話とか、東北といえば復興と平泉ばかりでは脳死状態としか言いようがない。

で、写真。







↓記事がおもしろかったら、投票していただけるとありがたいです
にほんブログ村 経済ブログ 日本経済へにほんブログ村人気ブログランキングへ

↓お勧めの本のリストを作りました。
冷たい風のような火を燃やすものたち

Creative Commons Licence冷たい風のような火 by icyfire is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.1 Japan License