株式会社 文化財保存活用研究所 Blog

大分県を中心に文化財の保存修復をメイン事業として活動している「株式会社 文化財保存活用研究所」の企業ブログです。

文化を護る 未来へ繋ぐ 株式会社 文化財保存活用研究所

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レトロ的なもの

2011-04-12 10:25:18 | 日記

こんにちは!

新年度を迎え、なにかと慌ただしい時期ですよね

まあ、先月の年度末もそれはそれは忙しい時期ではありましたが

今日は我が子達の小学校で入学式があるそうで、新入生の受付をするため張りきって出かけたはいいが、

持って帰ってくる紅白まんじゅうが今日のおやつだと気づいているのか我が子たちよ

今日のブログはそんなスタートの時期にふさわしい(?)お話を。

 

わたしはおばあちゃん子で、そのおばあちゃんは御歳101歳。匹ワンちゃんでもすごいのに101歳って・・・すごい!

元気!とまでは行かなくともしっかり生きている明治生まれのおばあちゃんです。

私が小さい頃からおばあちゃんが若かったころの写真をよく見せてもらっていました。

その写真は華やかかりし頃の別府のダンスホールで島田結に着物姿のおばあちゃんをはじめにモガ風の女性たちが(もちろん当時はギャル)

社交ダンスに興じていたものでした。

セピア色の写真の中の世界は本当に華やかで品があって、当時の生活様式や文化に少しずつ興味や憧れという感情を持ったのはまだ私が7歳くらいでしたでしょうか。

そのせいか、今でも「レトロ」的なものに強く惹かれます。 昔の人が使っていたモノを目の当たりにして当時に思いを馳せる、当時の人々の気持ちになったつもりで妄想したり、知的に時代考証までして頭の中で簡単にタイムスリップしてしまいます。

豊後高田市で有名な「昭和の町」の博物館には昭和時代の生活様式がジオラマ形式で展示してあったり、福岡県田川市の石炭・歴史博物館も

炭鉱の町での暮らしをこれまたジオラマ形式で展示していて当時の資料も充実、すーぐ脳内タイムスリップ。

参考までに http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/sekitan/

市町村の施設でも個人でもこういった歴史・民俗資料館はたくさんあります。

学校で歴史を学ぶ子供たちにとっても生きた教科書にもなります。分厚い参考書よりも記憶に残ります。どうですか、奥さん。

 

大分県は中津市で運営されているこちらを紹介!

中津歴史民俗資料館 http://www.city-nakatsu.jp/digital-m/siryoukan/rekimin/rekimin_top.html

古代の遺物から海に面した町ならではの漁具や生活道具が展示してあります。

炊事場も再現してあります。「遊んでばっかいないで少しは家の手伝いでもしなさーい!」当時のお母さんもこうさけんでいたのでしょうか。

 

混沌として先の見えない不安が私たちを襲いますが

「時代は繰り返される」なんても言いますから、昔を振り返ることで今後の生き方のヒントが見つけられるかもしれませんね。

 

まあ一番自分の身近なレトロが実は自分のおばあちゃんだったというオチも付けて今回は終わりです。

明治、大正、昭和、平成の4つの時代を生きてきたおばあちゃんは私の重要文化財に決定!

 

あ、こちらも告知で。

ただ今準備中、 お楽しみに