お久しぶりです。うめです。
そして、新年明けましておめでとうございます。
およそ1カ月ぶりのブログのため、新年のあいさつが遅くなりました。
みなさん、年末年始はいかがだったでしょうか?
今年は天候が悪い年明けになってしまいました・・・。
年明け後もさむい日が続き、昨日は大分市や別府市にも雪が積もるような一日になってしまいましたね。
今はある程度溶けてきましたが、まだまだ凍っている道もありますので、外に出られる時は、十分に気を付けてください。
さて私の新年初のブログは文化財紹介から始めたいと思います。
今回ご紹介するのは、シーズン真っ最中のスキー場がある九重町に所在する瑞巌寺磨崖仏です。
玖珠町との境近くにあり、近くには東飯田中学校やJR恵良駅などがあります。
目の前には写真のように紹介の看板が立っています。
こちらが瑞巌寺磨崖仏です。
凝灰岩の壁に、右から毘沙門天、コンガラ童子、不動明王、セイタカ童子、増長天の五体が彫られています。(写真では左右が柱で見えにくくなってすいません。)
この磨崖物が彫られたのは平安末期から鎌倉初期ではないかと考えられており、作風は国東半島の磨崖仏に類似しているそうです。
この磨崖物により、昔のこの地方では不動尊信仰が栄えていたのではないか推測されます。
さて、この磨崖物の名称にもなっている瑞巌寺ですが、現在は無いお寺です。
伝説では国東半島の六郷満山寺院を創建したとされている仁聞が、養老年間に建立した寺院だそうです。
そのため、作風なども国東半島の磨崖仏と近いものがあるのでしょうか?
現在は県史跡の指定を受けています。
立派な覆屋も建てられ、地元の人からも大切にされているんだな、と感じることのできる文化財でした。
お車で行く際は国道210号線から少し中に入った所にありますので、ナビや看板などを頼りに行かれてください。
ではみなさん、さむい日が続いておりますので、
風邪などひかないように気を付けて下さい。