どうも、ウメです。
馬頭君もブログで書かれているように、
昨年の熊本・大分地震から1年という月日が流れました。
仕事の関係で震災復旧のお手伝いをさせていただくこともあった昨年度ですが、
震災被害の現場を見るたびに、
心に重くのしかかるものを感じます。
自分自身は直接被害を受けていない身ですが、
1年たった今でも復旧がされていない現状を見ると、
東日本大震災のときの事も思い出してしまいます。
被害にあわれた方々に対し、
今自分に何が出来るのか、
そういったことをもう一度考えていければと思います。
さて、先日のことですが、仕事の関係で熊本の山都町に在ります「通潤橋」へ行ってきました。
こちらは一昨年度に冬場の環境調査をさせていただいた石橋で、
現在も継続して温湿度を測定しており、
そのデータの回収および計測機器の点検のため、うかがいました。
こちらも昨年の地震によって石積みの一部が孕み、
安全上、地震後は石橋の上は、人が入ることが出来なくなっております。
また、中を通る水管から水が漏れるようになってしまいました。
「通潤橋」は現在も農業用水路として地元の方々にとって必要なものであり、
有名な放水はその一環でおこなわれておりますが、
昨年の地震によって内部に水を通すことが出来なくなっておりました。
地震が起きた4月はそれこそこれから水が必要になる時期のため、
地震は直接的な被害だけでなく、
こういった2次被害も生み出しておりました。
幸いにも通潤橋の横に別の水道管が通されているため、
昨年度はそちらを早急に直し、農業用水の確保をおこなったようです。
実際の石積み等の復旧はこれからとの事で、
地震後は水を通していないため、
この一年間は放水が無かった通潤橋。
また豪快に放水する様を見れるよう、
そして石橋の上をまた歩けるよう、
今は復旧工事が無事に終わるのを祈るばかりであります。