久しぶりに大分学研究会の例会に参加してきました
今回のテーマは「広瀬淡窓と咸宜園教育」
近代日本最大の私塾「咸宜園跡」(日田市)が日本遺産に認定されたのを機会に
塾主である広瀬淡窓について講話がありました
病弱で常に病に苦しめられながらも勉学と善行に励んだ人でした
私塾「咸宜園」では徹底した実力主義に始まり個性を尊重しながら、当時は画期的な「学歴、身分、年齢」を排除して平等に塾生を扱う
また、塾生は必ず何かしらの係に就き、規律良い生活を送ることを奨めました
お話しされた咸宜園教育研究センターの深町さんと
関連発表でお話しされた国東高校双国校教諭の田本さんお二人のお陰で
広瀬淡窓と咸宜園の事が良く分かった例会となりました
「近世日本の学校遺産群」として日本遺産に認定されたのは咸宜園、日本最大の藩校弘道館、
日本最古の学校足利学校、世界最古の郷校閑谷学校の
4つで構成されています
深町さんがおっしゃっていました
その頃の学校教育の対象が外国では貴族であったのに対して
日本は庶民でも志があれば学べれたという所に大きな違いがあると
それこそ身分、年齢、学歴を考えず、
学びたいという気持ちがあれば門を叩くことができ、塾は快く門を開く
現在にも通じ、活かしたいことです
学問だけでなく、知らないことを学び体験することは
いくつになっても大事ですね
何か始めたくなる春
学生のころに戻って勉強したくなった週末でした