一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

映画 縮図。と 平清盛展

2012-07-23 12:14:14 | 美術展感想
山田五十鈴さんが亡くなられた翌日。

京都三条の京都文化博物館では、折しも「縮図」。
が上映されていました。



平清盛展と共に行ってまいりました~^^

清盛展には、厳島神社に奉納された平家納経がでています。
もう幾度となく観ているものの、装飾写経料紙の截金率の高さと、
とてもゆっくり観れたことで、出掛けてみて良かったなー。と思っています。←平家納経はいつもすごい人だかりだとか、展示ケースが手垢だらけだったりなんです^^




《平家納経とは》
平家納経が、厳島神社に奉納されたのは長寛二年(1164)九月のことである。この動機については、「従二位行権中納言兼皇太后権大夫」の肩書をもつ平清盛納入の願文が詳しく伝えている。
厳島大明神は、古来景勝の霊地に祀られ、霊験は顕著である。清盛は、この神を欽仰し利生をうることによって、久しく家門の福縁をたもち、子弟の栄達を実現した。今生の望みはかなえられ、来世の善報も疑いない。厳島神社は観世音菩薩の化現とされる。在家の身であるが、ここに報賽を思いたち、妙法蓮華経一部二十八品、無量義経、観普賢経、阿弥陀経、般若心経、各一巻を書写し、金銅箱におさめて宝殿に安置することにした。

とのこと。


それに当時の酒の肴?てきなものも展示してあって~
その中に、生の栗がありましたーー♪♪

そうそう。そうなんですよ~生の栗って美味しいんですよねーー
ああー。わかってくれる人達は、平安時代にいました♪

まだ青いうちの栗でないとダメなのですが、コリコリしてほのかに甘く、山の味。。美味しいのですよ。ふふふ。
誰も賛同してくれないんですけどね^^








映画 縮図

監督 新藤兼人


乙羽信子

山村聡、日高澄子、菅井一郎、英百合子、山内明、細川ちか子、山田五十鈴、宇野重吉、北林谷栄

家族を養う為、少女が置屋に売られ、芸者として生きる一生のお話です。

よく題材にされるお話ではありますが、ところどころインパクトがあって。。

上手く言えないのですが、強く印象に残るシーンがあります。
少しずつ変化していくものを繰り返し観せるというのか?何度も同じシーンがでてくるのですが、実は同じものは無いというのか。。
そして繰り返されるので、とても強く印象に残るのです。
だけど、説明が難しいです~

五十鈴さんは綺麗な芸者さんの役かな?
と思っていましたが、置屋のやり手なおかみさんでした^^
でも強烈に上手かったです。さすが昔の映画は演技派ばかり。それに身のこなしも、何か違いますよね~~




初心な役から妖艶な女性、高貴な御殿女中でも、さまざまに変化(へんげ)しそうです。
勝手にきれいな役が多いと思ってたので、縮図はびっくりしました(元がきれいなはずなんで、演技で?)。




現在。文博では、節電支援の為。
シアターを無料でご利用できるようです。

夏なので、涼しくなるよう。こわーいいのを上映しているようですよ^^

モノノケのささやき 怪異と恐怖の映画特集
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html

トーキーとか~♪観たことないので、観てみたいな~








さとこはんの着物着付教室【着物であそぼ】が京都でもはじまりました。
次回は、8月20日(月)です。
会場 京都 洛庵(定休日) pm1~5時半までを予定。
費用2000円。

お問い合わせは、一陽。或は下記リンクのさとこさんまで。
 

着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室

京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
さとこの着物まわり

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