ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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ふるさと

2008年08月31日 09時30分27秒 | Weblog

8月31日(日)雲多し

夕べ、夕ご飯の後テレビのスイッチを入れたら

NHKで「思い出のメロディー」が放送されていた。

歌われる曲、歌われる曲、ほとんど知っている歌ばかりだ。

つくづく自分の年齢を考えた。

今、10代や20代の若い子達がこれらの歌を聴いたら

どんことを思うのだろう・・・等と考えながら聞いた。

それと共に、(この歌が歌われていた時、自分は・・)と

歌が歌われていた年代と自分のことを重ね合わせながら聞いた。

 

 

歌い手さんは亡くなられても歌い継がれている名曲を、

他の歌い手さんが歌われた。

80才以上の高齢の方も数名歌われたが、

(高い音は出せるかしら?歌詞間違えないかしら?)

等とハラハラ心配しながら聞いていた。

以前、ある歌手が歌番組で歌っていたが

高い声が出ず、又声が伸びず、聞いていたばばの方が

胸が痛くなったことがあったからだ。

でも、夕べは無事歌い終えてくれてホッとした。

 

女優でもある森光子さんも出演されていた。

御年88才だという。

とてもそんな年には見えない。

林芙美子の「放浪記」では、でんぐり返りをしたりする映像を

何回か見たことがある。

88才で、よくもまぁ・・・・と感心しきりのばばである。

美空ひばりさんの「東京キッド」をきちんと歌った。

 

フィナーレでは出場歌手全員で「ふるさと」を合唱した。

この歌は、いつ聴いてもいい歌だなあと思う。

子どもの頃の野山の風景を遠い地から懐かしむという内容で

生まれ故郷から離れて学問や勤労に励む人の心情を歌っている。

 

聞きながら、自分の幼い日のこと、懐かしい風景、

今は亡き両親兄姉のことなどが思い出され胸がいっぱいになる。

人それぞれ故郷があり、生活史があるが、

聞く人それぞれが自分の生まれ育った故郷を思い浮かべながら

この歌を聴くことだろう。

ある人は北海道、そしてある人は沖縄、そして離島の小島・・・・・・

もしかしたら、今は廃村になっている村を故郷に元人たちも多いかも知れない。

その人達がこの歌を聴いたら・・・・・・・・

兎追ひし かの山  こぶな釣りし かの川

夢は今も巡りて   忘れがたきふるさと

 

いかにいます 父母  つつがなしや 友がき

雨に風につけても  思いいづる ふるさと

 

志をはたして いつの日にか帰らん

山は高き ふるさと  水は清きふるさと

 

ばばは、この歌を聴くと、すぐに実家のある集落の風景を思い出す。

そこで家族全員が元気で暮らしていた頃のこと、

やんちゃだった小学校時代のこと

どこまでも広い砂浜が広がっていた海のこと

目の前にそびえる山々のこと

夏の日にもぎ取って食べたトマトの味・・・・・・・・・・・・・

叶わぬことだけど

あの日に戻りたいと心から思い、切なくなることがよくある。

 

この歌にはふるさとの場所や人を特定する歌詞は出てこない。

だからこそ、この歌を通じて多くの人が「それぞれの故郷の光景や

家族に思いを馳せ、歌の持つ情感に共感出来るのであろう。

 

この歌は、マスコミでも話題になっている北朝鮮による拉致問題の

支援者団体などの集会でもよく歌われているそうだ。

 

世代が違うといえばそれだけだが、最近の音楽もいいけど

思い出のメロディーに出てくるような歌の方が、ばばにはしっくり来る。

情感あふれる古き良き時代の歌が

これからも世代を超えて歌い継がれていきますように。

 


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2 コメント

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故郷は遠きにありて・・・ (ジョンマ)
2008-09-01 11:57:58
 懐メロはなんでこうも心に染みるのでしょう。やはり、その時々の風景や出来事と共に脳裏に刻まれているのでしょうか。 昔の流行唄を耳にすると、即座にその頃の思い出がセットされて蘇る。過去を振り返ってばかりじゃダメかも知れないけど、時には立ち止まり、後ろを振り返っても良いじゃない、なんて思うことがあります。温故知新ってほど大げさじゃなくとも、原点を思い出すことで「あっそうだった!」って進むべき道筋を見極めることも多々あると感じます。 僕の場合、親父の好きな田端義男や丁度、従兄弟の忠志ムィーがステレオなる四角い箱で流していた流行歌が今でも好きですね。 イチュビの思い出(伊藤ゆかり)など特に好きです。 苦い失敗の思い出、切ない思い出、全部が宝物です。洋楽の“思い出のグリーングラス”も故郷に似ていい唄ですね。好きだった。そして何となく憧れていたテレビ劇映画、大草原の小さな家、を連想します。
 昔には戻れないけど、時々は思い出ユムィタぐらいしましょうね。

 すっかり秋。 ♪今は~もう秋ぃ~・誰も~いない海ぃ~・・・♪ もの悲しくも爽やかな季節の到来です。 ばばアカの好きな、そして僕の嫌いな(笑)読書の秋・食欲の秋・実りの秋・八代あき。 温州蜜柑、にバンシロ等々、じじムィーの写真見てユダイ垂らしてます。あのバンシロはグヮバじゃなく、本物の島バンシロのようですね。ところで、バンシロって何語? 島グチではないような・・元々外人さん(外来種)なのかな?

 あっそうだ。 思い出のメロディー、じじムィーと二人、ナマで鑑賞してみては如何?僕の努める会社からNHKホールは近いよ。 チケットも紅白ほど入手困難ではないと思います。 一昨年末にアジャ、アマ、S叔母を紅白に連れて行きましたが、ことのほか感動してました。 終了後、お隣の明治神宮へ初詣とも思ったけど、数百万人の人混みの中に島の年寄り三人連れて突入して、一人の迷子も出さずに帰還する自信が無く断念。 色んなジャンルまぜこぜの紅白より、思い出のメロディーの方が更にいいかも。
ジョンマさんへ(「思い出のメロディー」ナマ鑑賞、いいですね) (ばば)
2008-09-01 13:53:02
ナマで思い出のメロディーが見えると良いですね。じじは、去年だったか今年だったか、名瀬でNHKの「のど自慢」大会を見てきました。最初は、妹宅で義兄と遊ぶのが楽しみだったらしいけど、ナマでのど自慢を聞いてきて、興奮したように色々ばばにも話してくれました。ゲストが三沢あけみさんと吉幾三さんだったかな?

ジョンマさんは親孝行ですね。感心します。EちゃんやKムィはジョンマさんのような子がいて幸せですね。いっぱい親孝行してあげてね。

懐メロと言えば、ばばは高校生から20代の頃、その頃流行っていた歌よりも、古い歌ばかり歌っていました。当時から「時代遅れ」だったんだね。就職してすぐの頃、忘年会とかで歌うのは「篭の鳥」とか「麦と兵隊」とか・・・アァ~~~今思い出しても恥ずかしい!何で、20才の女の子が「軍歌」?誰の影響でしょう?ばば母が軍歌歌っていたのかな?ばば父の歌声は聞いたことなかったから・・・・・・。
可笑しいでしょ。

その後よく歌ったのは舟木一夫さんの歌・・・そして「東京ロマンチカ」の「小樽の女」を歌っては涙ぐんでみたり、何でもすぐ自分と同化させてしまう悪い癖があるみたい、ばばには。

歌といえば、これも高校生の頃、たまたま兄と一緒に帰省していて、ばばは食後の洗い物をしていたんだけど、洗い物が多いので「嫌だなあ」思いながらやっていたら見かねた兄が「歌を歌いながらやれば、きつい仕事も楽しいよ」と言うので、「ならば・・・」とばばが歌い出したのが村田英雄さんの「王将」・・・なんで?仕事はノロノロなるし、、、さすが兄も呆れて「いくら何でもその歌は・・・」ですって。やっぱりばばは若い頃からどこかずれていたようです、ハイ。

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