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3月末の不動尻。
金網の崖に咲いていたハルユキノシタは滝下、水の滴る岩の上でも見られた。
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そのあたりにはハルユキノシタの白い花ではなく、黄色い花も咲いていた。
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ツルネコノメソウだ。
といっても見た時に名前がすぐ出てきたわけではない。
アルバムなどを調べてみたら、8年前に蓑毛の上流にある髭僧の滝あたりで見て以来と分かった。
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今回の不動尻の渓流そばでは、ハナネコノメがほとんど終わっていて代わりにトウゴクサバノオが咲いてた。
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トウゴクサバノオの花は6mmちょっとぐらいで花柄の先に一つだけついているのが多かった。
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トウゴクサバノオはキンポウゲ科シロカネソウ属で、別名オオヤマシロカネソウとも呼ばれる。
花弁のように見えるのは5枚の萼片で、黄色いのが蜜腺化した花弁だそうだ。
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トウゴクサバノオは不動尻への途中の路傍にも咲いていた。
観察しようとしていると、何か赤い斑点のテントウムシのような虫が見えた。
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よく見ると長い触覚があり、後で調べるとテントウムシではなくヨツキボシハムシだという。
ハムシなのに下翅は退化しているらしい。
今回、チョウを含めて昆虫の仲間に遭うことが少なかった。