横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

額縁みたい

2017-11-25 07:56:57 | 旅行



鞍馬寺鎮守の由岐神社。
鳥居の向こうは拝殿だが、左右の間に通路がある割拝殿の形だ。






拝殿は石段を上がる形になっていて、下からだと額縁の向こうに大杉と紅葉の景色が見える。






このスギは樹齢800年、樹高53mで京都市天然記念物に指定されている。
計3本の大杉があり古くから「大杉さん」と呼ばれ、一心に願えば願い事が叶うとされている。

この階段の奥に由岐神社本殿がある。






境内とその奥の方に比叡山が見える風景で山門が額縁のようになっているお寺がある。
京都市寺町通り鞍馬口下がるにある曹洞宗・天寧寺だ。

鞍馬口というのは賀茂川出雲路橋あたりにある京の七口の一つで、ここから鞍馬街道が延びていた。
七口とは京の出入り口、関所のようなものだが数は七ヶ所とは限らず時代により変化している。







天寧寺門前の植え込みでカラタチの木が実をつけていた。直径3mぐらいの丸い実だ。


「からたちの花」北原白秋

  からたちの花が咲いたよ  白い白い花が咲いたよ
  からたちのとげはいたいよ  靑い靑い針のとげだよ
   ・
   ・
   ・




   ・
   ・
  からたちも秋はみのるよ
  まろいまろい金のたまだよ




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なつかしの叡電

2017-11-24 06:30:45 | 旅行



鞍馬へ行くには出町柳から叡山電鉄に乗る。子供の頃「叡電(えいでん)」と呼んで親しんでいた。
出町柳からは鞍馬行きと八瀬比叡山口行きが出ていて、鞍馬行きは2両連結、八瀬行きは1両だ。






「叡電」は私が住んでいた太秦あたりを嵐山まで走る「嵐電(らんでん)」とともに京福電鉄であった。
いま「叡電」は京阪電鉄の関連会社になっているらしい。






鞍馬の2~3駅手前で電車は「もみじのトンネル」を通る。
緑の時期や雪景色も楽しめるらしいが、紅葉の時期もなかなか良い。

車窓に見えてきたのでガラス越しに慌てて撮った。






帰りの時間にはライトアップされていた。「もみじのトンネル」の区間は車内灯が消された。
乗客たちから歓声が上がる。






今度は予測していたので車両の最後尾の窓でカメラを構えた。
写真より肉眼の方がさらにきれいに見えた。



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鞍馬山

2017-11-23 06:52:24 | 旅行



京都に用事があったので鞍馬山に立ち寄った。
鞍馬山は金星から来た護法魔王が650万年前から住むと信じられていた。
鑑真の高弟・鑑禎が奈良時代の末に毘沙門天を祀る一寺を建立し、
平安時代初めに藤原伊勢人が千手観音菩薩を併せ祀り鞍馬寺を創建したという。
すなわち鞍馬寺は護法魔王尊(活力)毘沙門天(光明)千手観音菩薩(慈愛)を三位一体の尊天として尊崇している。






本殿まで向かう途中に鞍馬寺の鎮守社、由岐神社がある。
祭神の大己貴命、 少彦名命はもと宮中で祀られていたが朱雀天皇の命で北方鎮護のため遷宮された。
有名な鞍馬の火祭りはその時に始まった。






山門から本殿金堂までは標高差140mぐらいで、ずっと階段や九十九折りになっている。

牛若丸(源義経)が幼い頃10年間にわたり学問と武芸に励んだときに住んだ東光坊旧跡もある。






上り切ったところは広くなっていて、本殿金堂や本坊(金剛寿命院)、光明心殿などの堂宇がある。
今回は行かなかったが、さらに70mほど上ると大杉権現社。その奥に義経堂、奥の院魔王殿があるそうだ。






ここは翔雲台といい中央の板石は平安時代より伝えられた如法写経会の経巻を埋納した経塚の蓋石だ。






翔雲台あたりからの眺めは素晴らしい。
雲海でもできれば、また一興だ。






向こうの方に見えるのは何山だろうか。

牛若丸が弁慶と出会った五条の橋は、あの山のずっと向こうだ。






階段を上るときは気づかなかった下りでは紅葉がきれいで、また面白い光景にもなる。






足に自信のない人には短いケーブルカーもあるので紅葉を楽しみながらお参りできる。



薄暗くなって帰りの電車はライトアップされた紅葉のトンネルを通った。(別の記事で・・)



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ヒドリガモ

2017-11-22 06:59:19 | 日記



泉の森、しらかしの池。キンクロハジロとオオバンが浮かんでいたが、ヒドリガモの姿が見えない。






と思ったら皆で岸に上がっている。木の実でも探して食べているのだろう。






しばらくすると続々と下りていく。オオバンとすれ違う。






皆で泳いで観察デッキの方向へ向かう。






デッキからヒドリガモを見る。これは雄。クリーム色のモヒカン模様が特徴だ。






これは雌。カモの仲間の雌はみんな地味だ。






これは雄のようだが先ほどの写真とは少し羽模様が違う。頭のモヒカンも未完成な感じだ。
エクリプスから生殖羽に換わる途中なのだろう。






しばらくすると再び先ほどとは別の岸辺に上がっていた。
今回はオオバンも一緒だった。




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赤い実

2017-11-21 06:51:22 | 日記



舞岡公園へ向かう尾根道にサルトリイバラの赤い実があった。
たくさんの実が放射状につくと思ったがだいぶ落ちたか食べられてしまったか。






小川の向こうの生け垣あたりに赤い実が見えた。
サネカズラだ。赤い実が放射状にあるが、サルトリイバラのように果柄はない。







イチゴと似たような構造の集合果だ。






こちらは小さな豆のさやが赤くなっている。トキリマメだ。







赤い鞘が割れて中から2個の黒い種が顔を出している。赤と黒の対比が面白い。




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