横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

利尻を1周

2017-09-05 06:48:38 | 旅行



午後2時に利尻空港に到着してバスで利尻島を一周した。
利尻島は円形に近い形で、北端に近い空港から反時計回りで西海岸を南下した。
短時間で南端の仙法師御崎公園に到着し海岸風景やアザラシを見た。

さらに進んで、ここは南浜湿原だ。
メヌショロマ沼を中心にした小さな湿原で泥炭層の厚みは4mほどだという。






季節によりミズバショウ、イソツツジ、ワタスゲなどが見られる。
今は青い花がたくさん咲いていた。






サワギキョウ(キキョウ科)だ。
八王子の長池公園では1か月前に咲いていた。






エゾミソハギ(ミソハギ科)は少し季節が過ぎたようだ。
葉の基部が茎を抱くところなどがミソハギとの区別点だそうだ。






広い範囲に茶色くなったシダのようなものが生えている。






ヤマドリゼンマイ(ゼンマイ科)だ。もう紅葉が始まっているのだろう。






ツリバナ(ニシキギ科)の実がひっそりと下がっていた。

この後は東海岸に入り「白い恋人」のパッケージの写真で有名なオタトマリ沼を経て姫沼を訪れた。






姫沼は海岸から離れ標高125mにある小さな沼で水辺の小道には植物が豊富だ。
大正時代に3つの沼を統合して水深も深くしてできた沼で、その際にヒメマスを放流したのが名前の由来だ。






ナナカマド(バラ科)の実がすっかり赤くなっていた。紅葉はこれからというところだ。






カリンズ(スグリ科 アカフサスグリ、レッドカーラント)の赤い実が生っていた。
1cm足らずの実だけど、ジャムや果実酒にできるらしい。






サルナシ(マタタビ科)はキウイフルーツに近い仲間で、果実酒などにできるようだ。






サラシナショウマ(キンポウゲ科)の細長い総状花序はブラシのようだ。






アケボノシュスラン(ラン科)はひっそりと咲いていた。
1cm足らずの小さな花で、教えてもらわないとランの仲間と気付かないかもしれない。






ヒメマスが住むからか、カワウが来ていた。






島の北側の草原、富士野園地に着いたのは5時頃、すっかり夕方になっていた。
ここにもさまざまな花が咲いていた。向こう側には礼文島が見えた。

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