アケボノソウの花の季節となった。
こう見えても合弁花で、花被片が深く5裂しているのだ。
アケボノソウ(リンドウ科)
葉腋から数個の花が出て花序を作っている。
雄しべは5本で柱頭は浅く2裂している。
花被片には紫褐色の斑点が多数と黄色い蜜腺が2個ずつある。
これはハナアブの仲間だろうか。蜜腺の関係か、いろんな虫たちを集める。
アブ、ハエの仲間も花に集まるのは多いが、このハエのように葉の上でじっとしているものもいる。
ナガハリバエの仲間らしく長い肢が目を惹いた。しかし長い肢で格好よく歩くということはない。
肢が長いと言えばザトウムシが上げられる。こちらは歩くのが得意だ。
ザトウムシは目が見えないらしく長い肢を使って歩き回るのをよく目撃する。
あまり動かないなとよく見ると何かを捕まえていた。
蛾の仲間が捕まっていた。
眼が見えなくとも徘徊しながら性能の良い触肢で捕獲するのだろう。