業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

そろそろハッキリさせようよ その3

2007年07月16日 | 重要事項説明書
院内介助問題は医療制度の問題であり、介護保険制度の問題に非ず。
ハリケン語録より/てか、介護保険制度自体、医療制度大問題から生まれたもんだけどさブツブツ。
院内介助の介護報酬が規制されてしまった根拠は(その原因としては、コ○スンやニ○イやひがしヘルステなどの心無い事業所が、通院介助の名目で長時間の報酬を無闇に請求したせいもあるでしょうが)そもそも院内に介護保険の費用の発生は有り得ない、なぜなら診察待ち時間や診察・治療中に関しては、医療者(病院)責任があるからということですよね?
でなければ、介護報酬の節約なんて解釈にはならないハズですもんね。

とすれば、今回のリンダさんの事例のように、
・診察までの待ち時間、保安をヘルパーにしてもらった
・問診をヘルパーにしてもらった
・検査の説明をヘルパーにしてもらった
・検査に対する説得をヘルパーにしてもらった

とゆーのは、その時間、医療報酬をもらっている病院側が提供すべきことであり、もっといえばその業務をヘルパーにやらすってことは不正請求とも言えるワケです。
「(患者さんを置いてってもらうと)困ります、診察中もいて下さい」
とナースが言うんなら、ならあんたがヘルパーに自費で介護報酬払って下さいというべき事例であるといえませんかね?
大体、病院から「置いていくな、困るじゃないか」と言われてその場を去れるヘルパーがいると思いますか?
一体いつまで介護保険制度は、このように
介護サービス事業者の
ボランティア精神

に寄りかかられていなければならないのでしょうか。

私は事務長にそう訴えました。
事務長はまたこんなややこしい事例を持ってきちゃってまったくもうイヤな顔ひとつ見せず、よく話を理解して下さり、すぐにC病院に電話をかけられました。
C病院には(ケアマネさんよくご存知)地域医療連携相談室があります。
事務長はまずそこに電話をされ、今回の事例を報告し、C病院の対応に抗議するとともに今後このようなことのないよう対策を講じてもらおうとされたワケです。

で、最初に出たヒラの相談員がさ、ざっと話を聞いて「自分じゃムリ」と思ったのか「あらためてご連絡します」と言うわけ。
この病院、コレ得意なわけ。
なんかで連絡すると「あとでかける」「後日返答する」って言われるんだけど、かかってきたタメシがないわけ。
あーこりゃまた逃げられるかなと事務長と話し合っていたら、なんと1時間後に今度は主任ケースワーカー(MSW)から電話がありました。
ほほー、この事例に対して関心が高いのか優先事例と捉えて下さったのかと思いきや、ケースワーカーから聞かされたのは
CW:「お話を聞いた限りでは、その外来Nsは、同行されていたヘルパーさんをリンダさんのご家族と思い違いをしたものと思われますね」
なんて言い訳。く、苦しい。
これには事務長もカチンときて、
「うちのヘルパーはユニフォームにIDカードを下げていますが、それでもご家族と間違ったと言われるんですね?」
と切り返してました(笑)。ちなみに前述(トピその1)のように目くそは実際には、リンダさんを外来Nsにお任せしたいと申し出たときにちゃんと自分はヘルパーだと名乗っております。
とにかくそれから事務長は話を続けました。
同じ医療施設で働く者として、外来スタッフが診察待ち患者の全対応をするとか待ち時間中の介護をするとか責任をもって保安に当たるとか、それが不可能なことはわかりますと。
しかし、院内介助については介護保険の適用が不可となっているのは周知の事実なのに、ヘルパーの責任感に乗っかられるのは困る、と。
院内介護については、一部の病院が実施しているように、人員やボランティアを投入するとかの医療現場での取り組みが必要なのではないでしょうかと。
※実際ウチのクリニックでは、ある一件以来、たとえばHD患者が食堂に移動する際や院内を移動する際のために介護職を独自に雇って対応しています。C病院とウチでは対応する患者数が違うとはいえ、院内のことに関しては病院サイドが責任を負うという意識は持つようになったんです。

事務長はそう抗議して下さいました。
天晴れ! と言いたいです(言いました)!
ちなみにC病院主任CWの返答は
「あらためてご連絡します」
でした(笑)。
C病院地域医療連携室主任ケースワーカー様、
いつまでもお待ちしております♪


でもね、今回のことで、C病院の対応が今後大きく変わるなんて期待はしてません。
病院や医療機関だけが変わってもダメだと思うし、私たち介護サービス事業者も考えていかなくてはならないと思う。ちなみに私は去年から事務長に、院内介助に限定して、ちょっと安めの自費の料金設定をお願いしていますので、ほーらとっとと決めてくれないからこんなことになるんですよね、と厭味も言いました
とにかくもー、そろそろハッキリさせましょうよね、
介護職は
医療職の
補助じゃない
ってことを。