ひーず のーと

旅、食、落語・・・と日々思うこと、思い出したことの備忘録

渋谷・コクーン歌舞伎 夏祭浪花鑑

2008-06-26 23:06:14 | 観劇!感激!
14日の土曜日は、昼に渋谷のBunnkamuraのコクーンへ。コクーン歌舞伎、夏祭浪花鑑。
・ 団七九郎兵衛:勘三郎
・ 一寸徳兵衛:橋之助
・ 玉島磯之丞、役人左膳:勘太郎
・ 徳兵衛女房お辰:七之助
・ 三河屋義平次:笹野高史
・ 釣舟三婦(さぶ):彌十郎
・ 団七女房お梶:扇雀
・ 傾城琴浦:芝のぶ

~開演前から、舞台が見える、歌舞伎らしからぬ開演前の雰囲気。そして、開演約10分前から、客席に俳優さんたちが出入り。まずは笹野高史が酔った人みたいな雰囲気で、花道から舞台へ。その他、どんどんと。2階席も祭りの若い者が。祭りの雰囲気一杯です。そして、花道で置き引きがあったりして、開演。
序幕・発端から住吉鳥居の場へと、物語の発端・伏線を描いていきます。団七と徳兵衛が義兄弟になっていったりと、わかりやすく。
続く、三婦内の場からは見所満載。まず、七之助のお辰が人妻の色気が有りすぎるから、徳兵衛の男を、自分の女を立てる事ができないと言われて、火鉢の鉄弓で自らの顔にやけど傷を作る所に、七之助の頑張りぶりが、気合が入りよく。そして、団七の義父義平次が三婦の妻を騙し、琴浦をさらっていくと、それを追いかける勘三郎の団七。団七が追いついた長町裏の場では団七による義父殺し。ゆっくりと斬ってしまい、泥水の中に押し込んだり、蝋燭の火の中での殺しが、それ以外の場面とちょっと異なる雰囲気で、一番の見せ場。凄惨なはずなのに思わず見入ってしまう。
休憩後、2幕目は団七と徳平衛の義兄弟の信頼感がいい団七の家の場面、そして、大詰めでは、追手に追われた団七が屋根裏から、町中に逃げていくのが、小さい家々の模型の中での立回りに始まり、屋根の上を表わすために人形による立回りなど、楽しめる。そして、最後には、舞台の後方が建物の外の世界に開かれ、団七、徳平衛が駐車場の方に。最後はパトカーまで。欧米ヴァージョンで。
終演後は何度もカーテン・コールが勘三郎歌舞伎らしい。
とにかく、楽しめた。

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