おなじく、8日、六本木の国立新美術館で、「アムステルダム 国立美術館所蔵フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗展」。美術館の掛け持ちはやっぱり疲れる。で、ここは寡作のフェルメールの「牛乳を注ぐ女」に重点!日本初公開とのこと。この作品の構図の工夫~遠近法とテーブルの形~や、X線で調べた元々の絵画の着想などが説明されていて、これもまた、面白かった。また、牛乳を注ぐ女の着ている服の色の青色は金並みの価格のする絵の具だったというのは驚き。そんなのをふんだんに使っているんだ。
8日の土曜日、国立劇場へムンク展。「マドンナ」や「絶望」といった著名な作品以外に、オスロ大学の講堂の装飾やチョコレート工場の装飾、オスロ市庁舎の壁画などがあって面白かった。ムンクが大学とは、工場労働者とは、などどう思っていたのが見えて面白い。ムンクというと叫びのような不安な人を書いてばかりいるのかと思っていると新たな発見。