科学的に元気になる方法集めました 堀田 秀吾 (著)
特に元気がないというわけではないですが忙しく過ごしているとまさに心を亡くすことがあります。ストレスが多いともいわれる社会ではあるので元気になる方法を知っておいて損はないと思って手に取ったのがこの本。 元気になるのに研究が必要なのかと思ってしまうこともあるのですが元気というのは主観的なものではあるのである意味、心をだますことでも自然と元気になれる方法があるというところに注目した内容となっています。 科学的に・・・というのはいずれも論文などのEvidenceで実証されている(ポータルサイトのニュースなどで出てきそうなレベルではありますが)というところがよりどころになっています。細かいテクニックは色々ありますが脳というのは意外に騙されやすいもので体が元気に行動していると思えばそう思ってしまうものだというのが根幹にありそうです。 この延長線上で考えると仕事でも同じですがまず考えろというよりは走り出してまず流れを作ってから考えるというのでも順番は間違っていないのだと改めて実感しました。 楽しいから笑うのでなく、笑うからこそ楽しいと思う、元気に走っているから自分のことを元気だと思うとかまずは行動選考が必要と感じます。
・体が先で、そのあとに脳は考える。やる気スイッチを入れるにはとにかくやり始めること。
・別に楽しいことがないときでも「フェイク・スマイル」で笑顔をつくるとストレスが軽減されて気分がよくなる。たのしいから笑うのでなく笑うから楽しくなる。
・背筋を伸ばして堂々と歩くと「テストステロン」という決断力・積極性・攻撃性・負けず嫌いなどに関係するホルモンが増加して気持ちが積極的になり、さらにストレスホルモンが減少する
・時間を測り、あと◯分とゴールを見ながらタスクを進めることで報酬感が得られると反応する脳の部位が活発に。
・減点法でなく加点方法で人をとらえる(人間はネガティブな情報を取り上げたがるため)
・空腹状態を避け、腸内の環境を整えてあげるとセロトニンが多くなり、気分が安定する
・朝一の疲労をやわらげる。41度の熱めのシャワーを浴びることで自律神経が整ってくる。
・外国語を学ぶと脳が発達し、マルチタスクが得意になる
:一般的な知能テスト、記憶力、情報処理の速さ、語彙力、読解力などさまざまなテストで、複数の言語を操る人ほど明らかに高いパフォーマンスを示した