気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

梅雨のお稽古は名水点

2018-07-06 21:32:11 | お稽古
関東地方は、6月29日梅雨明けと早かったのに
関西は未だ梅雨明けせず気温はどんどん上がり孵卵器状態の
毎日だったのが・・・、
ここ数日梅雨末期の恵みの雨と思いきや、
台風7号の影響もあり、梅雨前線が北海道を含む日本全土で
暴れまくり、昨日から西日本が大変なことになり、日曜日まで
続くらしく、どうぞお手柔らかにお願いいたします。

さて、名水点は、季節を問わず行われますが、
釣瓶の水指は夏の季節になると出したくなり、
冷たいお水が一番美味しく感じられるのも今ですよね。
それで今年もこの季節にお稽古をしたくなりました。


床のしつらえは、このところ代わり映えしませんが、
花ミョウガと水引に、二度咲きの黒蝋梅を生けてみました。
 

そういえば、今年もすっかり忘れていた秋篠寺の『お香水』。
毎年、6月6日朝9時に、香水閣(こうずいかく)の門が開き、
この日だけの公開、お香水をいただけます。
でも過ぎてしまいました。
来年こそは「清浄香水・味如甘露」とあるお香水を
是非いただきたいと思います。そして諸技諸芸の守護神の
伎芸天様にもお会いしたいものです。

四ヶ伝の稽古

2018-07-05 07:51:10 | お稽古


今年の五月より四ヶ伝稽古を始めた方がお二人いらっしゃいます。
このお点前は伝法で教科書(本)のない口伝です。
一生懸命ノ-トを作ったのがついこの間のように思われますが、
お伝えする立場になろうとは・・・
心して学び、お伝えしなければと改めて気が引き締まる思いです。

そういえば今月号の淡交タイムスに大宗匠の『口耳四寸の学』に
伝えることは禅では「教外別伝・不立文字」で表すと・・
茶道の伝法も近いものがあるのではないでしょうか。
順番をノ-トにするだけでは薄ぺらなお点前に
ノ-トを作った後のお稽古が大事だと
茶道は限りなく学べる道と改めて出会えてよかったと思います。

なお『四ヶ伝』とは、新版・茶道大辞典(淡交社)によれば
”裏千家の稽古課目、小習十六ヶ条を習得後、次に進む段階で、
 茶通箱、唐物、台天目、盆点四科目をいう。
 台子伝法の基礎となる点前”と記されています。

点茶盤のお稽古は洗い茶巾で

2018-07-03 23:16:13 | お稽古
すみません。書きかけてそのままでした。
追加修正して呈示します。7月4日10時

今日から文月、今朝からも太陽がじりじりと照り
予報では最高気温35℃になると・・・
今朝の点茶盤でのお稽古、駅から20分くらい歩いて稽古に来られます。
洗い茶巾をすることに。


 

床の軸は、『清流無間断
意味は、充実・茶掛の前後辞典によれば
”「清流間断無く、碧樹曾て凋まず」
 (清らかな流は絶えることなく、
  常緑樹の青さも衰えることがない)に拠る。
 常に休むことなくはたらき続けている「清流」に象徴されて
 いるものは、私たちが等しく持つべき「悟りに向かう心」、
 「感性を求める心」である。”と


花入れは、有馬籠の「せせらぎ籠」に
花みょうが、宗旦木槿と水引を


丁寧に水を打ち終り、暫らくすると来て下さいました。
「おはようございます」の声に続き
「お水が打ってあって涼やかですね」
嬉しい言葉をいただき、稽古が始まりました。