気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

手揉み茶体験に挑戦

2016-08-28 11:32:01 | 日記
お茶といえば、静岡茶と宇治茶が二大産地ですが、実は
口にされた「宇治茶」の中に奈良県産も含まれています。
宇治茶の定義は
「京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で京都府内業者が
府内で仕上げ加工したもので、京都府産を優先するものとする」と
宇治市内~南に宇治田原、和束、南山城そして奈良県に入り、
月ヶ瀬から宇陀まで、茶園はずっと続いております。
 ブログより
特に大和高原と言われる標高300mで生産されるお茶を、
宇治茶にブレンドされるだけではなく、「大和茶」として、
ブランド化することにより、茶農家の栽培技術の向上と
次世代の茶農家の育成に役立っております。
その最前線に、奈良県農業総合センター茶業振興センターがあり、
今回そこで開かれた『手揉み茶体験』の講座に参加しました。
99.999%は機械揉みだそうで、手揉み全国大会優勝者の煎茶は、
なんと1㎏100万円(狭山茶で2gから市販されているそうです。)
奈良の若手でもうすぐその域に達する方もおられ、ガンバレ。
完成品(3万程度と冗談?)
結論は、『見るとするとでは大違い』大変な作業でした。
手もみ茶の作業工程です。
クリックで拡大
講師は奈良手揉み茶振興会会長、久保田清徳(久保田農園主)他で
何度か手直しをしていただき、『神の手』です。

まずは、手をきれいに水洗いし、タオルで拭き
その手を、なんと茶箱に入れると、殺菌並びに消臭されます。
ブログより
会場内には職員さんが考案された『ミニ焙炉(ほいろ)』を使います。
中に電気コンロが入っており、和紙が貼られたアルミバットが
人肌の温度になっていました。
ブログより
既に蒸された茶葉(200gで完成品は40gに)は、
春の一番茶を採り、直ぐに蒸し、冷凍保存、解凍して使用する
①素ぶるい:表面の水分を取り除く作業
  両手でふわりと葉を持ち上げ、ぱらぱらと落としながら振るう
30分
②回転揉み:徐々に力を加え内部の水分を揉みだし、

③玉とき:回転揉みでできた塊をほぐす作業

②と③を繰り返し、乾燥へ(乾燥の状態がよく解かりません)
まだ不十分ということで、何回も繰り返しこと60分以上
やっと和紙に緑の色が付き、ほぼ次の工程へ

お昼を挟み、作業再開
④揉み切り:形を整えるための作業
  一方向にしか茶葉を取り扱うことで細長くなる。30分 

⑤板ずり:形を整え、光沢を出すための最終作業
  板の上に葉を寄せ優しく回転を掛けます。60分

⑥乾燥:保存がきくための作業30分
  此の時間を利用して、皆様の感想が述べられて
  みなさん一様に、大変な作業ですとのこと

やっと出来上がり、パッチに詰めて解散です。
スタッフの皆様、どうもありがとうございました。
ずっと立ち放なしで疲れました。

家に帰り、早速頂きました。
相方からは”若いおちゃやなー”と一言のみ、アーアー

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