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「大仏駅」って?

2017-05-27 16:50:02 | 散策
今朝、台子のお稽古に伺いますと、東大寺大仏殿の甍に
聳え立つ金色に輝く鴟尾、その上には若草山が・・・
緑が一段と濃くなり、初夏の装いですね。 

現在東大寺大仏殿への最寄駅は、JR奈良駅(1890年)もしくは
近鉄奈良駅(1914年)ですが、明治時代には『大仏駅』もあり、
名古屋からの大阪を目指した関西(かんぜい)鉄道が、関西本線
加茂駅から山越えのルート・愛称『大仏鉄道』の終着駅として
1998年(明治31年)4月に開業しており、大仏殿から西に1.8Km
離れていましたが、一条通りを経て大仏詣で賑わったそうです。

一年後には当初の計画通り今のJR奈良駅にまで延伸されたが、
25‰と勾配がきつく運転の障害となり木津駅経由の平坦な本線が
出来たことで1907年8月に休止後、11月には廃線に至りました。
現在わずか9年間の”幻”の廃線跡には隧道や橋台が所々に残り
大仏駅跡も、小さいながら大仏鐡道記念公園になっており、
この公園から北へ約75m続くホームがあったそうです。
  
機関車の車輪を模したモニュメントがありますが、
春になれば、奈良の氷室神社の枝垂桜に劣らず、
きれいな枝垂れ桜も見られ、穴場になりますね。

このわずか9年間の”幻”の廃線跡9.9kmを訪ねる機会があり、
「健康日本21」では理想的な一日の歩数は「1万歩」、
”老化は足から”と、予防も兼ね16Kmほど歩いてきました。
遺構めぐりマップ
詳細は次回に。

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