気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「山楓似錦水如藍」の掛る小山園へ

2016-11-29 11:23:26 | 日記
散紅葉の季節、霜月も残りわずかになり、今日は晴れ間も。
二週間前のことですが、富山米を積んで奈良へ帰る途中
宇治を過ぎてから、稽古用の抹茶が少なくなり、抹茶を
所望される方もおられたことを思い出し、車をUターン。
壺切茶の季節ですから、ひと夏熟成された抹茶を頂きに
宇治「丸久小山園」さんの本社へ伺っておりました。
本社では挽きたての抹茶を詰めていただけ、持ち帰り
直ぐ冷凍すればかなりの間、香りも長持ちします。さらに
嬉しいことに2割引き、お財布にもやさしいですからね。
駐車場からお茶の香りが漂う中、入口へ

注文している間に、おもてなしが、
薫り高い壺切煎茶と季節感あふれる煎餅を頂きました。
 
美術館のパンフレットの横に松柏美術館も掲載された雑誌等も
ふと見上げると、妙心寺、大徳寺、吉田神社、相国寺、
建仁寺、圓福僧堂さんの御札が掲げられておりました。

玄関横の床には
山楓似錦水如藍
やまかえではにしきににたりみずはあいのごとし
    永源寺管長 槐安窟老大師

「茶掛けの禅語辞典」をあたりましたが、造語?、
『山花開似錦 澗水湛如藍』碧巌録の早春から
「花開」⇒「楓」に変えることで紅葉の季節になりますね。
曼荼羅や、「茶禅一味」の色紙も。
 
「茶禅一味」とは茶掛けの禅語辞典(淡交社)によりますと
”茶道の心と禅の極意とは一つであること。
 茶道にいう「和敬清寂」の心。
 余念を雑えず一心に茶を点て、またはいただき、
 主客一如となって、所作は流れる水のように間断なく、
 環境を素直に受け入れて後に心に留めないところは、
 三昧より生じる働きであり、禅定の境地に他ならない
                   ・・・・・”
私にとってのこのコトバ・・・
所作は流れる水の如く間断なく
習練あるのみですね。

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